佐々木尽選手 王座死守を誓う 防衛戦前に市長表敬
中屋ボクシングジム(南町)所属のプロボクサー佐々木尽選手(23)が11月28日に八王子市役所を訪れ、12月24日(火)に有明アリーナで行われる防衛戦に向けた決意を初宿和夫市長に表明した。
佐々木選手は、同ジムの中屋一生会長らとともに市長を訪問。クリスマスイブに井上尚弥選手がメインカードで登場する「NTTドコモPresentsLeminoBOXINGダブル世界タイトルマッチ」に、第4試合で出場することを報告した。
WBOアジア・パシフィック、東洋太平洋ウェルター級の王座防衛戦。対戦相手は元日本同級王者の坂井祥紀選手で、戦績は29勝(15KO)14敗3分け。18勝(17KO)1敗1分けの佐々木選手に挑む形だ。
別所小、別所中、都立八王子拓真高校を卒業後、17歳でプロデビュー。「日本人史上初の快挙」であるウェルター級世界チャンピオンを目指し日々研鑽する。
昨年は地元・エスフォルタアリーナ八王子(狭間町)で興行を行い、WBOアジア・パシフィック同級6位だった選手相手に11回TKOで勝利。今年5月には、OPBF東洋太平洋とWBOアジア・パシフィックの2団体の同級王座統一戦に勝利しアジア2冠を獲得するなど、勢いに乗る若手のホープだ。
佐々木選手は同級を、「もっとも層が厚く強い選手がたくさんいる階級」とし、「この階級で世界チャンピオンになり、日本の歴史を塗り替えたい」と意気込みを語った。