<わが子に迷惑は嫌>いつか子どもが自立したとき、親の自分がお荷物になりたくない。同じ人いる?
子どもはやがて自立をして、親元を離れていくものでしょう。自分なりの道を切り開いて幸せな人生を送っている子どもに対して、親ができることはあまり多くはないかもしれませんね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『成長して親の手を必要としなくなった子どもに、親がしてやれることは「親が幸せでいること」だと思わない? 子どもが自分の人生を満喫できるように、子どもの気がかりにならないように、「放っておいても勝手に楽しそうにしている親」でいたいなと思っている』
子どもが自立をした後、親が子どもにできることは、「親が幸せでいること」と投稿者さんは考えています。親が毎日楽しく過ごし、人生を謳歌していれば、その姿を見た子どもも「自分がそばにいなくても大丈夫だな」と安心できるでしょう。そのような投稿者さんの考えには他のママたちも賛成のようで、コメントが届いています。
親も子どもから離れる努力が必要に
『子どもに心配させないで自立できるようにしておきたい。生活も気持ちも、子どもに頼りきりにはなりたくないなぁ』
『1人で生きていきなさいと子どもから離れることだと思うよ。1人で生きて自分で家族を作って、親のことは忘れてもいい。1人で生きていけるだけの力はついたし、後はその子自身が力を増していくだけ。子どもの将来に親は必要ない』
自立をしても親子の関係は変わりませんが、ことあるごとに子どもに頼ってしまうのは避けたいという意見もあります。自立をしたら、その後は子どもが自分で人生を切り拓いていくのですから、親に対する負担を感じてもらいたくないという思いもあるのでしょう。これまで親が子どもにしてきたことはたくさんありますが、だからといって今度は子どもが親に……という考えはないようですね。
親が子どもにできること
介護など老後の心配をさせないこと
『健康な老後を送って、子どもを安心させることかな。そして最後はピンピンコロリでいきたいな』
子どもが親に対して不安に感じるのは、介護のことではないでしょうか。今は健康な日々を過ごしていたとしても、いつか介護をすることになるかもしれません。いくら親であっても、介護の負担は大きいものでしょう。介護の心配や不安を軽減するため、可能な限り健康でいることが親にできることの1つになりそうです。そして、子どものお世話になることなく最期を迎えるのが、親が考える理想なのかもしれませんね。
お金で負担をかけないこと
『たぶん親が自分で判断できるうちに施設に入所すれば、子どもが心置きなく人生を歩めることになると思う。だからそれまでに施設費用を用意しておく』
『とりあえず社会人にした後は、金銭的に迷惑をかけないように貯金しておく。自分たちでどうにもならなくなるような介護や痴呆になったら、遠慮なく施設に入れていいと話している』
子どもが親に対して抱く不安は介護問題もありますが、お金のこともあります。親にお金がなくて毎日の生活が大変となれば、子どもが仕送りをするなどして負担になることもあるでしょう。子どもにも自分の生活がありますから、親への金銭的な援助は子どもの生活を圧迫してしまいます。そうしないために貯金をするなどして老後資金を作っておくことが大切ですね。お金があれば、万一介護が必要になっても施設に頼りやすくなるでしょう。
自分の親はどうあってほしい?
『お金に困らず元気で楽しく毎日を暮らすのが一番よ。自分だって親にそうやって暮らしてほしい』
『楽しそうにしてくれていたら嬉しい。私は自分の親にそれを思うわ。たまに実家に顔だそうと連絡しても、ランチや観劇やボランティアで忙しい。それくらいでいてくれてありがたいなと思う。いくら元気でも、娘しか話し相手がいなくてジーッと待たれていたら辛い』
将来子どもには幸せな人生を送ってほしい。多くの親はそう思うものでしょう。どうすれば子どもがそう思えるのかは、自分が親に対してどうあってほしいかを考えるとよさそうですね。子どもの立場になったとき、親が毎日つまらなそうにしていたら、子どもも親が心配でなりません。逆に、毎日楽しそうに過ごしていて、「忙しいから会いにこなくてもいい」と言われるくらいがちょうどよいのかもしれませんね。自分の親がどういう老後を送っていたら嬉しいか、不安を感じないかを考えると、自分にとっての理想の老後や子どもとの関係性が思い描けるのではないでしょうか。