阪神タイガースの通算安打数ランキング 近本光司が球団史上20人目の1000本到達、次は誰だ?
球団日本人最速の861試合目で到達
阪神・近本光司外野手(30)が7日のオリックス戦(甲子園)で通算1000安打を達成した。
この日2安打を放って王手をかけた7回2死一、二塁で、宮城から一塁線を破るタイムリー二塁打。「初代ミスタータイガース」藤村富美男の864試合を更新する球団日本人最速の861試合目(球団最速は809試合のマートン)での到達となった。
球団で1000安打を放ったのは史上20人目。6月7日終了時点での通算安打数ランキングは以下の通りとなっている。
2000安打達成は藤田平と鳥谷敬
球団史上最多は2085安打の鳥谷敬。早稲田大時代に三冠王に輝き、ドラフト1位で入団して長くショートのレギュラーとして活躍した。本塁打も138本放っており、ロッテ時代も含めると通算2099安打をマークした。
2位は球団初の2000安打を達成した藤田平(2066安打)、3位は「牛若丸」の異名を取り、1864安打を放った吉田義男、4位はシュアな打撃で1739安打を放った和田豊が続く。
ここまでは巧打者が並んでいるが、5位からはスラッガーが名を連ねる。先述の「初代ミスタータイガース」藤村富美男は1694安打をマークし、本塁打も224本放った。
6位は1983年に首位打者に輝いた真弓明信で1674安打。太平洋、クラウンライター時代も含めると1888安打、292本塁打を放った。
7位は球団史上最多の349本塁打を放った掛布雅之で1656安打。本塁打王を3回、打点王を1回獲得し、1985年の日本一に大きく貢献した。
1527安打で8位の金田正泰に続いて9位には前監督の岡田彰布がランクイン。阪神時代に1485安打、オリックス時代も含めて1520安打を放った。
2003、2005年の優勝メンバーも
10位は1436安打の遠井吾郎。11位は1360安打の金本知憲が続く。2003、2005年の優勝に大きく貢献し、広島時代も含めると2539安打、476本塁打をマークした。
12位は勝負強い打撃で1316安打を放った佐野仙好。13位からは赤星憲広(1276安打)、今岡誠(1271安打)、桧山進次郎(1263安打)、矢野燿大(1178安打)と2003、2005年の優勝メンバーが並ぶ。
1134安打で17位の藤井栄治に続くのが先述の通り、球団最速で1000安打を記録したマートンの1020安打。19位の田淵幸一は阪神の主砲として1016安打、320本塁打を放ったが、深夜のトレード通告によって西武に移籍し、通算1532安打、474本塁打をマークした。
近本光司は今季中に18位まで浮上するのは確実だろう。さらに大山悠輔も966安打で大台まで目前に迫っている。今後、ランキングがどのように塗り替えられていくのか楽しみだ。
※記録は2025年6月7日終了時点
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記事:SPAIA編集部