ジジ・ハディッド、粘着テープを巻いたミニドレスでランウェイ闊歩 「2年前のキム・カーダシアン?」の声
モデルのジジ・ハディッドが、「パリ・ファッションウィーク」のランウェイで黄色い粘着テープを身体に巻き付けた姿を披露した。ジジが着ていたのは、ブランド「ヴェトモン」が発表した国際宅配サービス「DHL」の梱包用テープで作られたミニドレスだ。この姿に人々はSNSで「画期的だ」「これって冗談?」とコメントしたほか、「バレンシアガは2年前、キムに着せたよ」という声も寄せられた。キム・カーダシアンは、2022年に「バレンシアガ」のショーに出席した際、全身に黄色い粘着テープを巻いた姿で世間を驚かせた。
「パリ・ファッションウィーク」のランウェイに登場したジジ・ハディッド 当時の映像はこちら
ジジ・ハディッドは現地時間27日、「パリ・ファッションウィーク」で開催された仏ブランド「ヴェトモン(Vetements)」2025年春夏コレクションのランウェイに登場した。
ジジが着ていたのは、国際宅配サービス「DHL」の梱包用テープを全体に巻き付けたストラップレスのミニドレスだ。黄色いテープには、赤い「DHL」のロゴがプリントされている。
ドレスは身体にフィットしたボディコンスタイルで、ハイヒールにも同じテープが巻かれていた。
ジジはジュエリーなどを身に着けず、緩いウェーブがかかったブロンドのボブヘアを下ろし、ナチュラルなメーキャップを施していた。
ハイヒールを履いてランウェイを堂々と闊歩したものの、最後には片足がバランスを崩し、よろめく場面が目撃された。
全身に粘着テープを巻き付けたジジの姿を見て、人々はSNSでこのような意見を交わし合った。
「DHLがファッションだとは、画期的だな。」
「どうしてファッションショーで、DHLの梱包テープがドレス扱いされるの。ファッション関係者って明らかに正気じゃないよね。これって冗談?」
「ファッションはどんどん悪化している一方だ。あれはドレスなの? それともテープ?」
ファッションショーで粘着テープを身体に巻いた姿が見られたのは、今回が初めてではない。
キム・カーダシアンは2022年3月、「パリ・ファッションウィーク」で開催された「バレンシアガ」のショーを訪れた際、ブランド名の文字をプリントした黄色い粘着テープを全身に巻き付けていた。
そのことを多くの人が覚えていたようで、SNSではジジの衣装について「バレンシアガは2022年にキムに着せていたよ」「確か2年前にバレンシアガがやっていたよね?」「また黄色いテープのドレス? どうして?」といった声があがった。
「ヴェトモン」は、2014年にデムナ・ヴァザリア氏と弟のグラム・ヴァザリア氏が設立したブランドだ。デムナ氏は2019年、「バレンシアガ」での仕事に専念するため、ヴェトモンを離れた。
今回発表された「DHL」とのコラボは、「ヴェトモン」の2016年春夏コレクションへのオマージュと推測されている。
当時のショーでは、ロシア人デザイナーのゴーシャ・ラブチンスキー氏が赤い「DHL」のロゴをプリントした黄色いTシャツを着て、ランウェイを闊歩した。
これにインスパイアされたのか、デムナ氏は「バレンシアガ」のクリエイティブディレクターとして、キムに黄色い粘着テープの衣装を纏わせたとされている。
今回、「ヴェトモン」のクリエイティブディレクターを務めるグラム氏が、2016年のTシャツと2022年のキムの衣装に敬意を表し、「DHL」のテープドレスを発表したとされている。
キムの粘着テープ姿が大きな注目を浴びた数か月後、歌手のリゾが「バレンシアガ」の全身粘着テープ姿に挑戦し、英版『ELLE』9月号の表紙を飾った。
画像は『Gigi Hadid Instagram「sunshine & my new ‘do !」』『Isamaya ffrench Instagram』『cordeliamagazineofficial Instagram「Kim Kardashian attends the Balenciaga fall 2022 show wrapped in yellow tape.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)