ママ友なんてそんなもの!?一瞬のできごとで信頼関係が崩れた瞬間【体験談】
もうすぐ2歳になる息子を相手に、毎日奮闘しているママライターの“ひろひろ”です。28歳で結婚後、夫の転勤を機に勤めていた会社を退職し、3ヶ月の妊活を経て29歳の時に妊娠・出産しました。
ある意味、子育ては孤独との闘い。特別人見知りというわけではないので、子育て支援センターに通うも、会ったママたちとはその場限りで話して終わりでした。
育児のすべてを共有できる、最高のママ友との出会い
どうやってママ友を作ったらいいのかわからず、妊活時代から続けていたSNSを通して知り合ったママ友と会ってみたり、ママ会に参加したりしていました。
SNSで知り合ったママ友の中でも、子どもの誕生月と性別が同じだった4人でよく会うようになりました。毎日チャットでやり取りし、「子どもが夜なかなか寝てくれない」とか「離乳食をうまく食べてくれない」とか、月齢が同じ分、リアルタイムで悩みを共有できて、他の誰よりも頼りになる存在でした。
SNSで見る、他のママのキラキラした子育てと自分の子育てのギャップにへこんだ時は愚痴を言い合い、子どもにイライラした時は、弱音を吐いて慰めてもらうこともしばしば。子ども服のテイストやインテリアの好みまで似ていて、話していて本当に楽しく、これからもずっと付き合っていけたらなと考えていました。
いつも通りなのに… 突然のママ友の行動
時間を見つけては集まって、他愛もない話をするほど仲が良かった4人組。ある日、1人のママ友から体調不良の連絡がきたので親子3組で会うことになりました。いつものように、子どもたちを遊ばせながら楽しくおしゃべりしていると、1人の子どもが途中からちょろちょろし始めたのです。
その子のママが困りながら追いかけていたのですが、子どもを遊ばせている時にはよくあることなので、私ともう1人のママ友は「大丈夫?」と声を掛けながらもおしゃべりを続けました。
すると、子どもを追いかけていたママ友の口数がどんどん減少。そして急に「帰る」と言って帰ってしまったのです。残された私たちは戸惑うばかり。何かしただろうかと振り返ってみましたが、思い当たる節がありませんでした。
トラブルが気がかりで疲弊。育児もおろそかに…
ママ友が急に帰ってしまってからはとても遊び続ける気になれず、その日はおひらきとなりました。原因がわからず、気持ちはモヤモヤ。残されたもう1人のママ友と「何が悪かったのだろうか」と話しながら帰りました。
体調が悪かったのかもしれないし、夜にはきっと「今日はごめん」と連絡がくるだろうから理由を聞いてみようという結論になって解散しました。しかし、先に帰ってしまったママ友から連絡がくることはありませんでした。
それから数日間はモヤモヤが晴れず、残されたもう1人のママ友と頻繁に電話で話していました。話題は急に帰ってしまったママ友のこと。子どもがそばでぐずり始めても電話をやめられず、このできごとがすごくストレスで日に日に疲れていってしまいました。
まさかの対応にあ然… 突然の決別
2週間後に、ママ友4組で会う約束をしていました。「こんな状態では集まりはないよね…」と思っていましたが、直前に問題のママ友から何もなかったかのようにグループチャットに連絡がありました。
一度は普通に返信した私ですが、毎日理由を考えては思い悩んでいた分、謝罪も説明もないことが許せませんでした。「やっぱりこんな状態では会えない」と送信しました。すると、「わかった。悪いけどグループ抜ける」。とだけメッセージが入り、そのママ友は一方的にグループチャットを退室してしまったのです。
まさかの対応に、あ然。ばっさり切り捨てられたようで、とても悲しい気分になりました。
後日、事件があった日に欠席したママ友から、先に帰ったママ友は実家とのトラブルで情緒不安定だったこと、自分を放って話されていたのが嫌だったこと、帰ったあと心配して連絡をくれるのを待っていたことなどを聞きました。
理由がわかりすっきりとしましたが、またあのような態度を取られるかもしれないと思うと、こちらから連絡するのはためらいがあります。
それでも、育児を頑張るママ同士、彼女には元気に過ごしてほしいと思っています。
[ひろひろ*プロフィール]
パートタイムで働きながら、2歳になる息子を育てています。どんどんやんちゃになっていく息子に振り回されながらも、わが子のかわいさに、そろそろ2人目がほしいなと計画中です。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
イラスト:のっちも