【芸術】伝統的な民芸品“嵯峨面”を継承 さらに魚好きで魚の絵も描く日本画家「藤原裕之さん」の人生哲学を谷口キヨコが紐解く!
KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2025年10月4日(土)の放送では、日本画家の藤原裕之さんにお話を伺いました。
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プロフィール
今回ご紹介する藤原裕之さんは、日本画家として魚を描き続けながら、嵯峨野に伝わる民芸品のお面「嵯峨面」を作っています。
父親が日本画の絵師だったこともあり自然と絵画の世界へ。高校、大学と美術系の学校に進みました。また、幼い頃から釣りや水族館で魚に親しんできた無類の魚好き。はじめは魚が好きすぎて描いても本物に近づけて無い気がして納得できなかったそうですが、大学時代にとある魚の絵に出会ったことで、自身も魚を描くようになったといいます。創作にあたってはダイビングや水族館、川など魚がいる場所へ足を運び、現場での観察を大切にしているそう。
一方で藤原孚石という名前で家業の嵯峨面を製作。もともとは「嵯峨大念仏狂言」で使われる面を模して、厄除けや魔除けのお守りとして江戸時代に農民たちの副業として作られた民芸品。昭和初期に途絶えたものを復活させたのが祖父の初代・藤原孚石さん。
今は自分しか引き継ぐものがいなくなり、プレッシャーはあるけど父や祖父を越える自分なりの嵯峨面を作っていこうと考えているそうです。
文/KBS京都
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2025年10月4日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。