もう自分たちで動くしかない…!母の認知症は進行があまりにも早くて #母の認知症介護日記 184
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
先日、母・あーちゃんの薬の飲み忘れについて糖尿病の病院で相談したところ、先生から「薬の管理はお薬カレンダーを使うといい」と提案されました。すると、父は早速家にお薬カレンダーを設置。しかし、何も知らずに新しくもらった薬を渡しに行ったワフウフさん姉妹は、そのお薬カレンダーに大量に残っている薬を見てがく然……。父にとってお薬カレンダーは、飲み忘れた分を次回の処方のときに調整してもらうための道具という認識だったらしく、ワフウフさん姉妹はイラ立ちながら誤った使い方を父に指摘し、予定通り新しい薬を渡して帰ってきました。
状態はひどくなる一方
父の暴走の裏で、ワフウフさん姉妹が最近気になっているのが「介護保険被保険者証」。転送届を出していても、転送不要の郵便で送付されると父の手に渡ってしまうため、面倒な事態になるのではないかと心配しています。そこで、なんとか直接受け取りができないか区役所に相談に行ったのですが、そこで父のクレーマーぶりが区役所内で有名になっていることを知りました。「おかげで、スムーズに手続きが済み、無事に介護保険被保険者証を受け取ることができました。「ちなみに、あーちゃんの要介護度は「要介護2」。想像よりも深刻な事態に、ワフウフさん姉妹はいよいよ施設を探し始めます。
私たち姉妹が、あーちゃんについて相談していた地域包括支援センターの担当者は、あーちゃんにとって一番良いプランを考えると言ってくれたのですが、それから2カ月放置のまま……。
肩書はケアマネさんですが、実際のところは地域包括支援センターの人で、ややこしいです……。
私たちも、混乱……。
こちらが働きかけてもなかなか動いてもらえないことから、もう自分たちで動くしかないと姉妹で話しました。
あーちゃんの状態はどんどん悪くなっていて、もう時間がありません。在宅で介護サービスの利用を……と思っていましたが、施設入居の方向で考えることになりました。
先日、通院の日。あーちゃんからこんな電話が姉のもとに入りました。
お金はなくても、高齢者パスがあれば無料でバスには乗れるので、そうするように言ったのですが、高齢者パスも交通系ICカードもないと言っています。前日に確認したときには、全部あったはずなのに……。
区役所でこう啖呵(たんか)を切った父ですが、こういうときに何かしてくれるわけではありません。
こんなことを言っても、実際に自分が病院に連れて行くこともありません。仕方がないので、急いで姉があーちゃんを迎えに行ったのでした。もう離れて暮らしながら介護をするのは限界……そう感じて、施設入居を検討することにしたのです。
私たちがあーちゃんのことを相談している地域包括支援センターの担当者は、肩書こそ「主任ケアマネ」となっていますが、実際にはケアマネジャーではなく、あーちゃんにとって一番良いプランを考えると言われたまま、もう2カ月も放置されています。何もかもこちらから働きかけないと動いてくれない今の状況に嫌気が差した私たち姉妹は、自分で動くしかないと覚悟を決めました。
当初は在宅での介護サービスの利用を検討していましたが、あーちゃんの状態を見ていると、いろいろな手順を踏んでいるのを待っていられないほど状態が悪化していて……。今は、施設入居で話を進めています。
認知症の専門医から、父とあーちゃんを離すべきだと言われてから、ずっと施設のことは頭にありました。そして、待ち合わせもできなくなり、約束の場所に現れないことも多くなり……離れて暮らしながらの介護には限界を感じたのが、施設入居に向けて動き出したきっかけです。高齢者施設の紹介所からサービス付き高齢者向け住宅や老人ホームを紹介してもらったので、早速予約を入れて見学に行くことになりました。
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あーちゃんの状態が悪くなると、それだけワフウフさん姉妹の負担も増えることになります。姉妹のどちらかが限界に達してしまえば、その負担は残された1人に重くのしかかってくるので、共倒れしないためにも施設入居は前向きな選択といえるのではないでしょうか。
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