湘南ユナイテッドBC プレーオフ進出ならず
藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町を拠点に活動する男子プロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」が、今シーズンの幕を閉じた。B3リーグの順位は17チーム中11位、23勝29敗だった。昨シーズンは8強入りし、プレーオフ進出を果たしたが、連続目標は叶わなかった。
ホーム最終戦の19日、会場となった茅ヶ崎市総合体育館には2266人のブースター(ファン)らが詰めかけた。対戦相手は「さいたまブロンコス」。前日は79対67で勝利した。この日も高木慎哉選手が15得点、ジャスティン・キーナン選手が15リバウンドと活躍を見せたものの、後半から徐々に相手のペースに。ゴールは遠く、61対78で負けを喫した。
「戦い切った」
試合終了後、今季キャプテンを務めた内田旦人選手は「仲間のけがに悩まされるなど、幾度も苦しい場面があった。そんな中でも全員プロとして言い訳せずに、もがきながら戦い切ったと思う。目標に掲げたプレーオフ進出は達成できなかったですが、皆さんの声援は自分たちに届いていましたし、本当に感謝しています」とあいさつ。その後、堀田剛司ヘッドコーチは「選手たちは最後までコートの上で一生懸命戦ってくれた。皆さんのご支援が湘南ユナイテッドBCをビッククラブにする。これからも大きく成長していきます。ありがとうございました」と述べた。選手、関係者らが深々と頭を下げると、ブースターから大きな拍手と声援が送られた。
来場者数は増
ホームゲーム通算来場者数は昨季が1万2729人、1試合平均525人だったのに対し、今季は2万3492人、1試合平均903・5人と、大幅に増加。チームの認知が進んだ証だ。