どうやって教えたらいい? 「ベビーサインを教える5つのコツ」
妊娠中や育児中に、SNSや本で目にすることも多い“ベビーサイン”という言葉。やってみたいけど教えるのが難しそうと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、京都で活動中の日本ベビーサイン協会認定講師・たむらあゆみが”ベビーサインを教える5つのコツ”について解説します。子育て中の方や子どもとのコミュニケーションを楽しくしたい方など、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベビーサインってどうやって教えるの?
ベビーサインの教え方は決して難しくありません。「いただきます」と手を合わせたり、「バイバイ」と言いながら手を振ったりするのも立派なベビーサインです。
「バイバイ」と手を振るのと同じような感覚で、“赤ちゃんへ語りかけると同時にサインの手を添える”。たったそれだけでベビーサイン育児はスタートしていくのです。
教え方のコツ1:語りかけにベビーサインを添える
ベビーサインは黙って手の動きを見せるのではなく、必ず語りかけながら見せるようにしましょう。「“ミルク”飲もうね~」「おむつ“交換”するよ」など、子どもに話しかけながらベビーサインの手の動きを見てもらうといいですよ。
耳から入る話し言葉だけでなく、目からもベビーサインが情報になって入ってくるので、子どもは大人の伝えることをより理解してくれやすくなります。
教え方のコツ2:日常に取り入れる
まずは“大人がベビーサインを見せることに慣れること”が最初のハードルです。おむつ替えが終わってから「あ!交換のサインを見せ忘れていた!」ということはよくあります。
見せ忘れを防ぐためにも、日常にベビーサインを浸透させていきましょう。“電気・食べる・もっと”など毎日必ず見せる場面があるベビーサインを10語ほど決めてしまうのがおすすめです◎
教え方のコツ3:楽しみながら教える
ベビーサインは英才教育ではありません。なので、勉強のように教えるのではなく楽しみながら教えることが大切です。歌を歌いながら、絵本を読みながらなど親子でベビーサインが楽しいものになるように工夫してみましょう。
教え方のコツ4:視線を合わせる
ベビーサインは視覚言語の一種です。つまり、“いかに赤ちゃんに見てもらうか”が重要なコミュニケーションツールといえます。
普段からアイコンタクトを意識して語りかけてみましょう。視線を合わせるのが難しいなと感じる方は、子どもと同じ目線に立って世界を見てみるといいですよ。子どもの低い目線、狭い視野で部屋をどんな風にみているのかが想像できたら、子どもとどれくらい近づいたら視線が合うのかがわかってくると思います。
教え方のコツ5:まずは簡単なサインから
はじめの頃は、グーとパーだけでできる簡単な手の動きや、帽子やボールなどの名詞のサインから見せ始めるのがおすすめです。3本指の飛行機のサインや、かわいい・綺麗の形容詞など、少し難しい手の動きを見せることにデメリットはありませんが、子どもが上手に使えるようになるのは1歳過ぎてからだと思っておくといいですよ。
今回ご紹介した“ベビーサインを教える5つのコツ”を意識して、ベビーサイン育児を楽しんでみてはいかがでしょうか? 楽しく育児に取り入れてみてくださいね。
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文/たむらあゆみ
【画像】日本ベビーサイン協会
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