2025年、世界で最も裕福な都市は?
タイムアウトの記事は、世界各都市のエディターが地元の魅力と日常に触れながら制作している。その集大成の一つが、数千人もの都市生活者からのフィードバックをもとに算出・発表している「ベストシティ50」ランキングだ。このリストには、比較的手ごろな価格で楽しめる場所も含まれているが、一般的に言えば、世界で最も素晴らしい都市のいくつかは、同時に最も裕福な都市であるともいえる。
投資移住コンサルタント会社のHenley & Partnersは2025年4月8日、富裕層の数を基にした毎年恒例の「世界で最も裕福な都市」ランキングを発表。今年もまたニューヨークが首位の座を獲得した。
「ビッグ・アップル」ことニューヨークには、約38万4500人のミリオネア(資産100万ドル/約1億4260万円以上)が居住。10年前と比べて45%の増加となった。センチ・ミリオネア(資産1億ドル/約146億9,870円以上)は818人、ビリオネア(資産10億ドル/約1,468億8,795万円以上)は66人を数える。
サンフランシスコ・ベイエリアは再び2位の座を獲得。同地域には34万2400人のミリオネアが居住しているので、当然といえるだろう。昨年と同じく、3位は29万2300人のミリオネアが暮らす東京だった。
驚くべきことではないが、このランキングではアメリカが圧倒的な存在感を示している。トップ10まで見てみると、4都市がランクイン。ロサンゼルス(ミリオネアの数:22万600人)は今年、ロンドン(21万5700人)を追い越して第5位に、シカゴ(12万7100人)も北京(11万4300人)を抜いて第10位に浮上した。つまり、これら4つのアメリカ都市だけで、約174万人ものミリオネアが存在していることになるのだ。
シドニーが順位を一つ下げて9位となり、代わって香港が8位になったことも、2024年のランキングからの変化として挙げられる。
以下にトップ10を紹介する。詳しくはHenley & Partnersのレポートを参照してほしい。
世界で最も裕福な都市ランキング
1. ニューヨーク
2. サンフランシスコ・ベイエリア
3. 東京
4. シンガポール
5. ロサンゼルス
6. ロンドン
7. パリ
8. 香港
9. シドニー
10. シカゴ