『スター・ウォーズ』新作映画、急ピッチ進行中 ─ 『X-MEN』P企画は「未来への新サーガ」、『デッドプール&ウルヴァリン』監督版は「エピソード9から5〜6年後描く」
現在ルーカスフィルムが制作を発表している『スター・ウォーズ』新作映画企画の進捗について、キャスリーン・ケネディ社長が米のインタビューで明らかにした。
次なる新サーガと目されるのが、『X-MEN』シリーズのサイモン・キンバーグが製作と脚本を手がける。ケネディも製作を手がける同作は、スカイウォーカー・サーガとは別の新しいキャラクターと物語になるとされる。
この企画についてケネディは「今、猛烈にスピーディーに取り組んでいるところです」と急ピッチで進んでいると報告。『スター・ウォーズ』の新作は企画倒れになることも少なくなかったが、「今回は例外的にうまくいっている」と手応え。「今こうしている間にも彼が脚本に向かっています。6月頃には何かが見えてくると思いますよ」と続報を示唆した。内容は「次なる反復であり、我々を未来へと導く新サーガ」になるという。
ほか、『&ウルヴァリン』(2024)ショーン・レヴィ監督が監督を務める長編映画がある。ライアン・ゴズリングが主演交渉中とこの企画も、未来の時代を描く物語となるようだ。「エピソード9の次の時代です。ショーンの作品は独立した『スター・ウォーズ』作品で、エピソード9の後、おそらく5〜6年後が舞台です」「新しいキャラクターもたくさん登場します。続編サーガから何人かが再登場するかもしれませんが、ほとんどが新キャラクターになります」。
一方、『LOGAN/ローガン』(2017)ジェームズ・マンゴールドを監督に迎えて、スカイウォーカー・サーガから25,000年前の古代を舞台にフォースの起源を描く映画は、少し遅れが生じているようだ。「ジムはディランの映画(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)と賞レースで少し遅延しています。トップクラスのタレントですから、ある程度は受け入れなくてはいけません。私たちが今やろうとしていることは、クオリティがとても重要です。情熱的で、本当に良いと思う人が『スター・ウォーズ』に足を踏み入れてくれるのを待ちたいです」。
優れた才能を「待ちたい」と語るケネディが期待を寄せるのは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)の異才タイカ・ワイティティによる企画。2020年に判明してから早5年が経つが、ケネディは「タイカを待ち続けています」と長い目で見ている。「彼は今、別のライターと動いています。とても多忙なのです。彼のことが大好き。タイカから脚本が上がってきたら、きっと素晴らしいものになると思います」。
なお、このインタビューでケネディは2025年内にルーカスフィルム社長を退任するとの説をし、「現時点ではわからない」としている。複数の新作企画を抱えており、今後数年間はこれらの製作に従事することになりそうだ。
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