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「巨大クロマグロを釣った後はどうする?」 海上処理と持ち帰りに必要な装備を徹底解説

TSURINEWS

巨大魚『クロマグロ』を釣るために必要な道具を解説(提供:)

テレビや動画の企画でよく目にする「クロマグロ釣り」。あれを観て「釣った後どうやって持って帰っているのだろう?」と思っている人は多いのではないだろうか。今回、釣りにガチなIT企業「bluecode株式会社」が所有するボートで釣りあげた、200kg超えのクロマグロのランディング~持ち帰りまでを切り取り、必要になる道具等を紹介していく。

釣り人の夢「クロマグロ」

人生一度でいいから釣ってみたい魚「クロマグロ」。食べて美味しいのはもちろんのこと、クロマグロ漁にスポットを当てたTV番組などもあり、釣りをしない人にも人気のある魚だ。

近年では、資源保護の観点から漁獲量の規制などが厳しく設定されており、遊漁者もより一層の配慮が必要だ。しっかりとルールが定められている釣り物である。

釣り人のロマンであるクロマグロ(提供:TSURINEWS編集部・河野)

クロマグロ採捕のルール

前述の通り、クロマグロ採捕にはルールがあり、月間採捕上限も5トンと決まっている。最新の採捕実績は水産庁のHP「クロマグロ遊漁の部屋」から確認することが可能だ。

このクロマグロ採捕に関するルールは、2025年4月1日より大幅に変更されており、特に採捕できる尾数や報告のルールが厳格化されている。遊漁者は新ルールをしっかりと把握し、順守しなければならない。

ルール改正変更点の比較表(提供:TSURINEWS編集部・河野)

マイボートでクロマグロ釣り

前述の通りクロマグロ釣りには様々なルールが制定されているが、そのルールをしっかりと順守の上、ロマンを追うマイボート所有アングラーが日本には多く存在している。神奈川県に会社があるIT企業「bluecode株式会社」もその1つだ。

そんな同社の休日釣行で、念願の200kg超クロマグロをキャッチ。この記事では、「マイボートでのクロマグロキャッチ~その後どのように持ち帰っているのか」という点にスポットを当てていく。
※水産庁には当日届け出済

マイボートで夢の巨大クロマグロを手中(提供:TSURINEWS編集部・河野)

釣りに本気なIT企業「bluecode株式会社」

bluecode株式会社は、ITコンサルティング、ソフトウェアのプロトタイピング・技術調査などを事業として展開している会社だ。

一見お堅い企業にも見えるが、釣りにガチなメンバーが多く在籍しており、釣り人必見の「釣り補助」や「船舶免許取得援助」、「サーフクラブ会員補助」といった釣りやマリンアクティビティに関する福利厚生が充実している。

また、全員がフリーランス(業務委託)採用で、フルリモートも可能という次世代の働き方を推進している会社でもある。

会社で複数のボートを所有

bluecode株式会社では、「社内艇」として複数のプレジャーボートや大型クルーザーを所有しており、休日はもちろん、平日も業務の進捗次第ではボートを使用し、釣りを楽しんでいる。中でも目を見張るのが、「ヤマハEXULT38 CONVERTIBLE」。

社内艇として使用している大型クルーザー(提供:TSURINEWS編集部・河野)

ラグジュアリーな居住空間を備え、ビッグゲームフィッシングも対応できる釣り人なら誰しもが憧れる大型クルーザーを「社内艇」として所有しており、平日はこのボートで釣りをしながら海上リモートワークをするメンバーもいるようだ。

海上で
リモートワーク中
(提供:TSURINEWS編集部・河野)

クロマグロ釣り必須アイテム紹介

ネットや動画でクロマグロ釣行の様子が多々展開されているが、クロマグロのランディングや、その後どうやって持ち帰っているかなどの情報は意外と少ない。クロマグロのランディングや持ち帰りに必要な道具を紹介していこう。

打ち込み銛

打ち込み銛はマグロやカジキを引き揚げるために使用する道具だ。銛本体に矢印型のニードルと銛刃を装着して使う。竿で掛けてやり取りをした後、魚を船上に引き上げることが目的だ。

銛先のワイヤーにはロープが繋いであり、マグロに打ち込んだ際、ロープによる引き揚げができるという仕組みになっている。銛を打つ時は、魚の硬い部分(エラ付近など)をめがけて打っていく。

ギャフ

ギャフも魚をランディングする時に使用する。こちらは、先端がかぎ針状に曲がった形状をしている。順番としては、打ち込み銛を刺したあとに、ギャフを口やエラに深く入れてランディングをしていく。

ランディングに使用する打ち込み銛とギャフ(提供:TSURINEWS編集部・河野)

グローブ

クロマグロ釣行にグローブは必須。トルクフルな引きと格闘する際、素手だとラインで指を切ってしまう。しっかりとグリップが効くフルグローブタイプのものがおすすめだ。

ファイト中に擦れるグローブ(提供:TSURINEWS編集部・河野)

ノコギリ

クロマグロを狙う大きな漁船などでは、巨大な魚体を安置するクーラーボックスやマグロ用の超低温冷凍庫に入れるが、マイボートでそこまでの設備を備えるのは中々難しい。

また、この後紹介するマグロ専用の袋を使用したとしても、200kgを超える魚体をそのまま持ち帰るのは困難だ。

そこで選択肢として浮上するのが「船内での解体」。甲板でノコギリを使ってマグロをブロック状に分けることができれば、共にマグロと格闘した仲間とシェアすることが可能だ。

ノコギリを使って甲板でマグロを解体(提供:TSURINEWS編集部・河野)

大型魚専用のフィッシュキャリー

「あんなに大きなマグロをどうやって持ち帰っているの?」と不思議に思う方も多いだろう。答えは「大型魚専用のフィッシュキャリーに入れて持ち帰る」だ。

大型魚の持ち帰りに使うフィッシュキャリー(提供:TSURINEWS編集部・河野)

マグロ類やカンパチなど大型の魚を持ち帰る時に活躍するフィッシュキャリーは、ハードクーラーレベルとはいかないものの、しっかりと内部を保冷し、新鮮なまま家まで持ち帰ることが可能なアイテムだ。

使わない時は、畳んで収納ができるため、ハードクーラーと比較しても保管が楽なのも嬉しい。

半身をフィッシュキャリーに収納(提供:TSURINEWS編集部・河野)

bluecode採用情報

クロマグロ釣行にも挑戦する釣りガチIT企業「bluecode株式会社」では求人を募集中だ。

同社は大型クルーザーやボートを複数保有し、マリンアクティビティに特化した充実の福利厚生が魅力だ。

ビッグゲームにロマンを感じる方は、ぜひこの機会に注目してほしい!

NO FISHING, NO WORK!

TSURINEWSでは、さまざまな視点から同社に迫る特集【NO FISHING, NO WORK!】を展開中。

少しでも興味を持った方は、特集ページをチェックして、入社後の「仕事×マリンフィッシングライフ」を思い描いてみてはどうだろうか。

<河野/TSURINEWS編集部>

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