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雪国の冬を華やかに 「花」の作品70点を展示 小林古径記念美術館

上越タウンジャーナル

雪に覆われる冬に色彩豊かな作品を楽しんでもらおうと、新潟県上越市本城町の小林古径記念美術館は、花をテーマに所蔵品70点を飾る企画展「花にまつわる物語」を開いている。2025年3月9日まで。

《画像:花が登場する作品を集めた企画展》

展示は3部構成で、1部では日本画や油彩画、彫刻など多彩な表現の作品を展示。上越市出身の仲田大二が盲目の旅芸人、瞽女(ごぜ)の一行と道端に咲く花を描いたものや、フランスの人気画家マリー・ローランサンの「花束」、ユリの花を手に立つ女性の木彫像など多様な作品が並ぶ。

《画像:仲田大二「瞽女と花」などさまざまな花の表現がされた作品が並ぶ》

2部は「文様化された草花たち」と題し、花の装飾や絵付けが施されたエミール・ガレの花瓶や齋藤三郎の陶磁器などを展示。3部は物語性のある作品として、中国の故事に登場する梅の精を描いた古径の作品や、長寿、繁栄などを意味する動植物を描いた花鳥図びょうぶ、「物語を想像してほしい」とあえて解説を付けていない濱谷浩の写真などを集めた。

《画像:ツバキやモクレンが描かれた齋藤三郎の陶磁器》

また、古径作品を飾る古径記念室でも、花が描かれた作品を展示している。

同館の上村聡子学芸員は「これから上越は雪が降り真っ白な世界になるが、色とりどりの花を楽しんで一緒に春を待ちましょう」と話している。

《画像:古径による花の作品を展示する古径記念室》

午前10時から午後4時まで。月曜休館。

会期中、申し込み不要の作品鑑賞会が14日、来年1月11日、3月1日のいずれも午後2時から開かれる。3月1日午後3〜4時には中学生以上を対象に花のハーバリウム作りが行われる。参加費600円、定員先着20人。

申し込み、問い合わせは同館025-523-8680( tel:0255238680 )。

小林古径記念美術館のご案内 - 上越市ホームページ( https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/kokei/ )

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