忠臣蔵外伝を素材とした「新作歌舞伎」2作品が、CS放送「衛星劇場」にてテレビ初放送
2024年12月、CS放送「衛星劇場」にて『特選歌舞伎~「赤穂義士外伝」2作品テレビ初放送スペシャル企画~』と題し、忠臣蔵外伝を素材とした「新作歌舞伎」2作品がテレビ初放送される。
まずは『俵星玄蕃』 (2023年12月)。吉良邸討入り前夜と当日を舞台に、玄蕃と赤穂浪士の心の交流が描かれる。そして、『荒川十太夫』 (2024年1月) は、赤穂浪士の切腹から七回忌、堀部安兵衛の介錯役を務めた十太夫がその日以来背負う苦悩を過去に遡り、劇中劇を交えながら解き明かしていく。ともに講談が原作で「新作歌舞伎」として発案・企画した尾上松緑が義に生きる二人の男を演じる。
加えて、2作品の上演をきっかけに実現した『紀尾井町家話 第百二十六夜』 もテレビ初放送。「紀尾井町家話」は、歌舞伎俳優・尾上松緑が席亭(ホスト)を務め、ゲストを迎えてトークを繰り広げる配信番組で、2023年12月14日に配信された第百二十六夜では、原作者である講談師・神田松鯉との対談、さらに神田松鯉による講談『赤穂義士外伝 天野屋利兵衛 雪江茶入れ』の口演も収録されている。