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相原小が150周年 自然豊かに「伸び伸びと」

タウンニュース

現在の校舎(上写真)、1940年代の運動会の様子

相原小学校(相原町)が今年度、創立150周年を迎えた。地元の寺小屋から生まれた同小学校。自然豊かな地で伸び伸びとした教育を展開し、地域を支える人材を輩出してきた。

相原町の長福寺を校舎にして「相原小学校」として1874年に創立したのが始まり。高等科を併設したり、改称を重ねるなどの変革を経て、現在の校名となったのは1958年。以来、時代の移り変わりと共に施設は充実していったものの、みどり豊かな環境は変わらないまま。同校では自然と触れ合い、学ぶ授業が歴代行われてきた。卒業生には地元地域を現在支えている人材が多く、なかには大学教授やプロサッカー選手になったOBもいる。

つながり深い

昨年度就任した百田明弘校長は「いろいろな小学校をみてきたが、ここまで地域に支えられている学校は少ないと思う。地域のつながりが深い」と笑顔。地元農家に児童らが作物の収穫体験する機会をつくってもらったり、登下校の見守りに地域の人たちが数多く参加してくれているのだという。

また、そんな環境のなか、同校の児童は素直な子が多いといい、あいさつの声の大きさは「みんな元気。他校と一緒の催しではひと際目立ちます」と百田校長は話す。

一方、創立150周年を迎えた今、百田校長はより広い世界について子どもたちに知ってもらいたいと考えているという。「国際交流なども行っていきたい。より広い世界を知り、将来社会に出た時に活躍できる人材になってもらいたいですね」

記念事業も

相原小では今年度、150周年の記念事業が行われている。先日は「ハッピーバースデー相原小〜150周年〜」という企画が行われ、児童らが母校の魅力をより知る機会になったほか、9月には記念事業として、20年前に封入したタイムカプセルの開封式が開かれる。

また、記念の式典が11月9日(土)に同校体育館などで開催される。祝賀会(正午〜)も兼ねたもので、午前10時30分から。祝賀会では地元の獅子舞グループや学校近くの法政大学・吹奏楽サークルなどのパフォーマンス披露があるという。

周年に合わせて百田校長が描いたイラスト

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