「カビキラー」の無意識にやりがちな“3つのNG行為”「危険なんだ…!」「気を付けます」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。定番のカビ取り剤として知名度の高い「カビキラー」。ふだんの掃除で愛用している方は少なくないと思いますが、取り扱いには注意が必要です。ここでは、避けるべき「カビキラーのNG行為」をご紹介します。
NGその1.トリガーを浅く引く
カビキラーを少量出したいときは、トリガーを気持ち控えめに引きがちです。しかし、使い方としては間違い。
トリガーを浅く引くとスプレーされる量は少なくなりますが、中途半端に引くと出きらなかった液が手元に垂れる恐れがあります。カビキラーは洗浄力が強く、ノズルから垂れた薬剤が手肌につくと刺激が残る可能性があります。
使用量にかかわらず、カビキラーのトリガーは根元までしっかり引きましょう。
NGその2.古いハンドスプレーを使う
カビキラーの残量がなくなったら、付け替え用を購入する方がほとんどでしょう。ノズルはそのままに、ボトルだけ新しくするのが一般的です。
しかし、ハンドスプレーは消耗品。繰り返し使うと薬剤の影響によって劣化します。古いハンドスプレーを使っていると、液だれする、液が出づらくなるなどの症状が現れます。
劣化したハンドスプレーのままでは、カビキラーを正しく安全に使えません。
トリガーの動きや液の出具合が悪くなってきたと感じたら、本体ごと新しいものに交換しましょう。
NGその3.ノズルが「出」の状態で保管する
カビキラーは、ゴム手袋・保護メガネ(ゴーグルなど)・マスクの着用が必要なくらい、強力な洗浄力を持ちます。そのため、予期せぬ誤噴射があると事故やケガを引き起こす場合も……。
使用後にノズルを戻さず「出」の状態で保管すると、次にアクションをしたときに液だれや誤噴射するリスクがあるため大変危険です。
カビキラーで掃除した後は、“ノズルを「止」に戻す”を徹底しましょう。
強力だからこそ取り扱いに注意
カビキラーは頑固なカビも根こそぎ落としてくれる洗剤力がある一方で、取り扱い方法を間違うとリスクが生じます。
使用中・使用後の注意事項を守り、家中のカビ掃除に役立ててください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア