掘りごたつでゆっくりランチがいただける和食店『和味旬楽たびとら』 尼崎市
尼崎市役所の裏手に昨年9月にオープンし、最近ちょうど1周年を迎えた和食店『和味旬楽たびとら』(尼崎市)の豪華なランチを取材してきたので、その模様をお届けします。
JR立花駅から歩いて約13分の場所にあり、お昼は主婦や近隣でお仕事をされている方々で賑わっています。
全席掘りごたつ式の席なのでゆっくりリラックスして食事をすることができるのも同店の魅力。12名以上からだと貸し切りができ、宴会や法事などの行事にも使えるので便利です。
ランチはリーズナブルな価格の「週替り御膳」や「釜揚げしらすと秋野菜の冷やしそば御膳」などがあり、今回筆者は月ごとに内容が変わる旬の食材が堪能でき見た目も華やかな「旬楽膳」を注文しました。ラインナップは籠盛りの中にお造り2種、焼き魚、酢の物などの小鉢と茶碗蒸し、鯛の釜炊きご飯、赤だし、香の物です。
籠いっぱいに小鉢が敷き詰められており、あれもこれも少しずつ食べたい女性が嬉しくなる内容。実際筆者もどれから食べようか目移りしてしまいました。
悩んだ末に「お造り」からいただくと新鮮な魚の美味しさをダイレクトに味わうことができました。
「ローストビーフ」はお肉がとても柔らかく、噛むごとに旨味がしっかり感じられます。
「里芋饅頭」は周りについているあられがカラフルで可愛らしい一品。
中には海老や銀杏などの具材が入っており、出汁の効いた餡と絡ませると絶品です。
なんといってもランチの目玉は「鯛の釜炊きご飯」で、こういった御膳に一般的には白ご飯がつきますが、大きな釜で炊く炊き込みごはんが同店ではいただけます。鯛の旨みと野菜の甘みが相まって本当に美味しく、思わずおかわりをお願いしました。ちなみにおかわりは無料です♪
御膳だけでも大満足でしたが、オススメだという「えびすもち豚の出汁しゃぶ小鍋」も追加でオーダーすることに。「えびすもち豚」は南淡路の大自然で“バナナを食べて育った”希少な銘柄豚で、脂身の融点が低く、甘みのある味わいが特徴とのこと。店主が一度食べて「これはうまい」と感動し、取引先のお肉屋さんにわざわざ取り寄せてもらっているそうです。
カツオと昆布の出汁を入れグツグツ豚に火が通るまで炊いていきます。豚肉はとても柔らかく脂身が本当に甘い!丁寧にとったお出汁に豚の旨味が溶け出し上品なスープになっているので、「この出汁が美味しい」と全て飲みきってしまうお客さんが多数いるのも納得です。
神戸や大阪の和食店で修行をし、25年以上の料理人歴のある店主が作る料理はどれも丁寧で手間暇がかかっており、旬の素材の良さを存分に引き出す料理が味わえるので、ぜひ家族や友人と訪れてみてほしいです。
場所
和味旬楽たびとら
(尼崎市東七松町1-14-10)
営業時間
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:00~21:30(L.O.20:30)
定休日
水曜日