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ママだって、青春しようよ! 北海道のママ限定コミュニティ「neaRlabo(ニアラボ)」が伝えたいこと

Sitakke

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北海道を拠点に発信するクリエイターの視点や素顔に迫る「HOKKAIDO CREATORS INTERVIEW」。今回は、北海道で子育てするママ限定のオンラインコミュニティ「neaRlabo(ニアラボ)」を立ち上げた、りさこさんの登場です。

オンラインコミュニティ「neaRlabo(ニアラボ)」って?

北海道で子育てするママのためのオンラインコミュニティ。2023年4月にスタートし、現在、会員数は360名以上。子育てに役立つ情報や、子育て・家庭の悩み、仕事のことなど掲示板での情報交換をはじめ、セミナーや勉強会、オフ会・イベントの開催など、幅広く活動中。

ニアラボママ会のようす

りさこさんがニアラボを立ち上げたのは、娘さんがまだ3歳の頃。ご自身も子育てに奮闘するなか、neaRlaboを始めた経緯や活動内容、その先に見据えるママたちの輝く姿など、りさこさんに聞きました。

すべての始まりは、育児記録用のインスタだった?!

—りさこさん、今日はよろしくお願いいたします! りさこさんが立ち上げた、北海道のママのためのオンラインコミュニティ「neaRlabo(ニアラボ)」を立ち上げることになったきっかけにから教えてください。

よろしくお願いします!

もともと、2019年の12月に娘が生まれてから、単純に育児記録を残すためにインスタを始めたんです。例えば、鼻水を吸う器械とかを「これ使ってみた!」みたいな感じでインスタにアップしていたんです。すると、全国のママさんたちから「これもおすすめだよ」とか、いろんな情報がコメントとして入ってくるようになったんです。自分が情報を発信すると、その何倍もの情報が自分のところにまた入ってくるって、すごく面白いなと思いました。それで、本格的に情報発信してみようかなと思ったら、どんどんフォロワーが増えていきました。

私の場合は、北海道の情報に特化しているので、フォロワーさんも9割が北海道のママさん。それで、インスタを通して「おすすめの保育園情報をフォロワーさんに聞いてくれませんか?」とか「どこの小児科がいいか、みんなに聞いてください」という質問が来るようになって、私がまた「だれか知っている人はいませんか?」という質問を投げかけて、集まった情報をシェアすることを続けていました。

そうしていくうちに、「もっと気軽に情報交換できる場があればいいのに」と思うようになりました。聞きたい人が聞きたい時に自分の知りたいことが知れる場をつくりたい、何か掲示板みたいなところで、みんなが話せるようになったらいいなって考えた結果、「オンラインコミュニティだ!」となったんです。それで、2023年4月にニアラボを立ち上げました。

ニアラボのロゴ

—コミュニティも基本はオンラインが中心なんですね。

一応、最初からオフ会もやるつもりではいましたが、やっぱり北海道は広いので、札幌だけじゃなく北海道中の人が参加してくれたらという思いがあって、オンラインベースで考えました。

—立ち上げると決めてからは順調に進みましたか?

まずはインスタのストーリー機能を使って「こういうコミュニティを作ろうと思っている」と、発信し始めたんです。その当時で、フォロワーさんは1万人くらいだったのですが、コミュニティを作るのは初めてでしたし、何人入ってくれるかわからなかったので、「入りたいと思っている人は、リアクションください」って言ってみたんですね。

そうしたら、リアクションをくれたのが16人だけ。とりあえず20人くらいで始められるかなって思って募集を開始したんですが、ふたを開けてみれば初回の募集で100人のママたちが入ってくれました。募集開始と同時に応募が殺到して、サーバーがダウンしちゃって大変でした。

―それはうれしい誤算ですね!

はい。結局、今は360人くらいがメンバーになってくれています。


「もう一度、青春しようよ」が裏テーマ! お悩み相談からスキルアップまで、ママたちの「ほしい!」を叶える場

りさこさんとサポートメンバー(通称サポメン)の皆さま

—ニアラボでは、いま、どんな活動をしているのですか?

基本的には掲示板スタイルでメンバー同士が自由に交流しています。オンライン上にいろいろなお部屋があって、ただの雑談、育児の悩み、旦那さんの愚痴、いろいろなテーマで会話ができるようになっています。子どもを寝かしつけた後にzoomを活用したおしゃべり交流会を開催したり、2カ月に1回のオフ会があったり。毎月、講師の方をお招きして学び系のセミナーも開催しています。

ニアラボのキービジュアル。メンバーがデザインしました!

—オフ会はどんなことをするのですか?

オフ会は2カ月に1回の公式行事なのですが、ランチ会やハロウィンパーティなど、いろいろです。2024年9月には初の試みとして、運動会を開催しました。もちろん、子連れOKですが、基本的に主役はママたち。ママに本気で全力を出し切ってもらうための運動会です。

—ママのための運動会とは、また斬新ですね!(笑)。

大人になると、みんなで一致団結することってなかなかなくなるじゃないですか。だから、あえてちゃんと2チームに分けて運動会を開催しました。すごく盛り上がりましたし、いい思い出になったので、今後は恒例行事にできたらと思っています。

裏テーマとして「もう一度、青春を取り戻そう」を掲げているのですが、まさにこの運動会は「青春」でしたね(笑)。

—メンバーはどんな人が多いのですか?

年齢も幅広くて、本当にいろんな個性の方々がいます。でも共通しているのが、みんな本当にいい人なんです。月1,200円の有料オンラインコミュニティなのですが、ニアラボの理念みたいなのがあって、入会するときに「絶対に他人を否定しない、安心・安全の共感コミュニティを作りたい」という思いに共感してくれています。そういうことを理解してくれる、素敵な方々ばかりです。

ニアラボのパーパス。共感したメンバーたちが集まっている

ママたちが活躍する場を広げるために、仕事復帰への道筋も

—立ち上げから、すでにいろんな活動をされていますが、これからのニアラボをどうしていこうと考えていますか?

ニアラボを始めてみてわかったのが、結構みんな働き方について悩んでいるということでした。ママになるタイミングで仕事を辞めてブランクがあったり、そのことで自分に何ができるかわからないと自信をなくしていたり、そもそも子どもとの時間を大切にしながら働ける方法を模索していたり、いろんな悩みがあるんですね。なので、そういったママの雇用創出につながることをしたいなと思っています。

フリーランスや在宅ワークといった働き方に興味を持っている人も多いので、メンバーの中ですでに在宅ワークを実践している人を講師としてセミナーを開き、経験談を話してもらったこともあります。

ママたちの「欲しい」に答えるための取り組みを模索

私は前職で求人媒体の営業や編集・企画の仕事をしていた経験があるので、そうした強みを生かして企業と人をつなげるとか、ママたちのスキルを磨くお手伝いができるのではないかと考えているところです。すでにニアラボの中でライターを育てて、企業から依頼される原稿を書くという仕事も受けています。

この先、子どもたちが成長し、ママたちも変わっていくことによって、ニアラボ自体もどんどん変わっていかなくてはと思っています。

ママが一人の女性として輝くきっかけになれたら

—ニアラボの活動を通して、りさこさん自身も変化した部分はありますか?

メンバーのみなさんが、ニアラボをきっかけに人生が変わったというお話しを聞くと、すごくうれしくなりますし、それが私自身の原動力になるんだということに気づいたのは、大きいですね。

この前、とあるメンバーさんから「ニアラボでだれかと話したり、育児の悩みを話したりするだけで、こんなにも救われるとは思わなかった」と言われたんです。その方は、2人目を産んでからメンバーになってくれたのですが、1人目を出産した時に産後うつになってしまったそうなんです。2人目を出産する時も、もしかしたら産後うつになるかもしれないと覚悟していたそうですが、ニアラボがあったおかげで、大丈夫だったと言ってもらえたのが、すごくうれしかったですね。

ほかにも、ニアラボから刺激を受けて「私も何かできるんじゃないか」と、インスタでの発信を始めたり、未経験のライティングにも挑戦したいと思ってくれたりする人が結構いて、「ニアラボで一歩踏み出せた」とか「ニアラボで人生が変わった」と言ってくれる人を一人でも二人でも増やしていくことが私の目標になりました。

—だれかの人生を少し変えるお手伝い、素敵ですね。最後にSitakke読者のみなさんにメッセージをお願いします。

北海道のママたちが団結して何か楽しそうなことをしているなって、全国の方々に知ってもらえたら嬉しいです。これはママに限らずなのですが、すべての女性一人ひとりが、地に足をつけて自分軸で生きてほしい、そして自分の可能性を広げてくれたらいいなって思っています。

—北海道で楽しく生き生き子育てをするママたちが増えると、きっと子どもたちにもいい影響がありそうですし、北海道の未来が明るくなりそうですね。
りさこさん、素敵なお話、ありがとうございました!

***
文:菅谷環
編集:Sitakke編集部YASU子

ライター 菅谷環
食べること、旅すること、呑むことが大好き。人数が多い割りに目立たない第2次ベビーブーマーのど真ん中です。
日々の楽しみは、おつまみ作りと器集め、そのための雑貨屋めぐり。お酒の話を聞くのが好きで、酒の話を肴に呑めます。
仕事が詰まってくると、地図を見ながら妄想旅行に出かけてしまいます。

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