<2025全魚蒲鉾化計画>全てのサカナをかまぼこに! フードロスと真剣に向き合うために
いきなりですが、2025年はフードロスと真剣に向き合いたい。そう思っています。
農林水産省及び環境省推計(令和3年度)によると、日本の1年間のフードロス量は約523万トンで、国民全員が毎日おにぎり1個を捨てている計算になると言われています。
そこで私は魚を無駄にしない、つまりフィッシュロス対策として、「全魚蒲鉾化」に取り組んでいきたい所存です。
そうだ、蒲鉾にしよう!
釣りをする方で、こんな状況に陥ったことはありませんか?
「釣れすぎて食べきれない!!」
釣っているときは楽しさが勝り、釣れるだけ釣りたいもの。けれども、いざ持ち帰ってさばき始めると、煮たって焼いたって食べきれない。
少しは海に帰してあげれば良かったと、後悔の念に駆られる方も多いのではないでしょうか。
例に漏れず私もそのクチで、三枚おろしにして冷蔵庫で寝かせたものの、調理法に悩み寝かせすぎて魚の命を無駄にしてしまったことが度々あり、反省に事欠きません。
そんな状況を解決すべく、「多すぎた魚は全てかまぼこにすればいい」と思い立ち、2025年から実行することを決めました。
調理方法に「練る」を追加しませんか?
また、釣り人に限らず、料理をする方についても、困っていることはありませんか?
そう、魚料理のレパートリー問題です。いつも同じ調理法で食べ飽きてしまうこともあると思います。
焼く、煮る、蒸す、揚げる、様々ありますが、そこに「練る」を加えてみてはいかがでしょうか?
マンネリ化しやすい魚料理に「かまぼこ」を追加することで、一気に料理のバリエーションが広がります。
かまぼこは万能選手
日本人が一年のうちで最もかまぼこを目にするのは、「おせち」のあるお正月でしょう。
かまぼこは魚の旨味を凝縮させた美味しい食品。加工することで保存がきき、日持ちがするので、余った魚を無駄なく活用できる点が大きな魅力と言え、フードロス問題には持ってこいの食品です。
おつまみ感覚でそのまま食べるも良し、サラダや野菜炒めなどに入れる食材として脇役的に使うも良し。かまぼこは万能選手なのです。
どんな魚でもかまぼこにできるのか?
かまぼこはどんな魚で作られているか知っていますか?
有名なところではスケトウダラやエソといったところですが、地方によって原料魚は様々です。
かまぼこに向いているのは白身魚や脂身の少ない魚のようですが、基本的にどんな魚でもかまぼこにすることができるようです。日本かまぼこ協会によると、最近では赤身の魚も人気なようで、イワシやサバなどの栄養価の高い魚も注目を集めているとのこと。
サケ・ホッケ・カジカでかまぼこを作りたい
個人的に、かまぼこを作るにあたり狙っている魚は、サケ・ホッケ・カジカです。サケにいたっては、どんな色に仕上がるのか楽しみでなりません。
どんな魚でもかまぼこにすることで、余った魚を無駄なくおいしく活用できます。
これからは、釣った魚や余った魚があれば、ぜひ皆さんも一緒にかまぼこ作りに挑戦してみませんか?
(サカナトライター:川辺真理子)