参院選を前に自民党内で出回る情勢調査
7月に行われる予定の参議院選挙を前に自民党内で情勢調査が出た。6月3日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるにその内容について聞いた。
小塚「今回出回ったものはページ数がA4にすると18ページ。物凄い分量で詳しく書かれています。ちなみに参院選の日程は7月3日公示、20日投開票。今回の情勢調査は先週の土曜日くらいに一斉に出回って、合わせて都議会選挙の自民党調査も出回っています。中身を見てみると、改選議席と非改選議席を合わせて過半数を維持できるというのが勝敗ラインとなり、過半数は125なので今回の選挙で自民党と公明党合わせて50議席以上取らないと過半数割れしてしまいます。今の自民党は政治とカネの問題ですとか、石破政権の支持率の低さなんかを考えると50議席は厳しいかもねと言われているんですが、今回の自民党の調査結果では自民党は49議席で公明党は12議席で合わせて61議席。そうすると50の勝敗ラインは越えますよというデータになっているんです。さらに1か月前よりも自民党も公明党も増えていて1か月前は55だったのが61に増えています。自民党自体も47から49に増えているんです。しかし日付を見ると5月16日から18日の調査なので、小泉進次郎さんが農水大臣に変わる前なんですよね。そういう意味では自民党の支持が増えるっていうのは不思議だよねっていうのもあって、自民党内でも『この数字はあてにならないよね』って言われたりもしています」