尼崎城周辺をぶらりお散歩♪たくさんの尼崎城モチーフに出会えました 尼崎市
尼崎市のシンボルとして愛されている『尼崎城』。「平成最後の城」として家電量販店旧ミドリ電化の創業者・安保詮さんが「創業の地に恩返しがしたい」と、約12億円の私財を投じて2019年に再建して同市に寄贈したもの。「尼崎に住んでるけどまだ行ったことない」「尼崎にお城なんてあるの?」という声もまだ耳にするので今回は尼崎城内部ではなく、その周辺をぶらりと散策しお城に関連するかわいいモチーフを見つけたので紹介していきたいと思います。
尼崎城へは阪神尼崎駅の西口から歩いて約5分で、大阪や神戸からでもアクセスしやすい場所にあります。尼崎城の1階はなんと無料で入ることができ、まちの成り立ちや空から見た風景など尼崎の魅力を紹介した映像が楽しめます。
駅を出ていきなり尼崎城モチーフのマンホールを発見!
こちらは「尼崎城再建」を記念して作られたデザインマンホールで、中央に尼崎城の天守閣がデザインされその周りには市の花であるキョウチクトウがあしらわれています。旅行に行くと必ずその土地のマンホールの写真を撮るのが趣味の筆者は、ワクワクした気持ちでシャッターをパシャリ♪
このあたり以外にも設置されているそうなので、いろいろなところをまわって自分で見つけてみるのも楽しいですね。
駅からお城に行く途中には庄下川という川が流れています。このあたりは昔全て城下町で現在の出屋敷駅東側から大物駅西側にかけての広大なものだったそう。綿や菜種の商品作物や酒造、魚市場もありとても裕福な藩として栄えていました。
尼崎城へ行くには庄下橋のほうが近いのですが、あえて南側にある開明橋を渡るとなにやらおもしろい形の欄干を見つけました。調べてみると尼崎城の縄張りと城下町の町割を表したものなんだとか。なんともオシャレで普段あまり気に留めていなかったものも意味を知ると急に歴史を感じます。
さらにお城の方へ歩いていくと昔ながらの赤い丸ポストに目がとまりました。上には天守閣の屋根に取り付けられているものを3分1サイズにしたシャチホコがのっています。シャチホコは、城の守り神で建物が火事になった時には水を吹いて火を消してくれると信じられているそうです。城のてっぺんにあるシャチホコは普段間近で見ることはできないので、細部まで観察でき嬉しい気持ちになりました。
いろいろ歩きまわって喉が渇いたなと思い自販機に向かうとここにも尼崎城デザインを発見。ここでしか出会えないものは記念にと写真をたくさん撮りたくなります。
筆者が訪れたさいはあたりの木々は紅葉しておりとてもきれいな景色もみられました。尼崎城はもちろん、その周辺には創業百有余年の歴史があり尼崎名産にも認定された水飴屋さんや、駅前にはカフェも多数あってゆっくり一息つくこともできるので、週末や冬休みに家族や友人と訪れてみてはいかがでしょうか。
場所
尼崎城
(尼崎市北城内27)
入城料
一般・学生 500円
小・中・高校生 250円
※未就学児は無料
営業時間
9:00~17:00(最終入城は16:30まで)
休城日
月曜日(祝日の場合は営業、翌日休)
年末年始(12月29日~1月2日)