あなたが思う、史上最高の遊撃手(ショート)と言えば誰ですか?
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阪神タイガースの名ショート・吉田義男さんの訃報がありました。監督としては、1985年に球団初の日本一に導いた吉田さん、現役時代は「牛若丸」と言われていたました。
キャンプインしたばかりプロ野球。阪神の藤川球児監督は「令和の牛若丸」の出現を求めています。そこで今日は「遊撃手(ショート)」に注目。
「あなたが思う、史上最高のショートと言えば誰ですか?」
現役から往年の選手まで。名遊撃手!
・「西武ライオンズの源田さん。身体が出来てるもんね、体躯が。すべてボールを真正面で取りに行ける、そういう動きだもんね。サラっと入っていきますよね、ボールに向かって。」
・「小園くん、カープ。うまいっすよ、守備が、本当に。甲子園から見てて、ショートでドラフト1位なんで。」
・「坂本ですか。やっぱ、キャッチしてからスローイングが速い、ファーストまでの。一番肩が強くないと内野の中で、だからやっぱ肩が良いというのが目立ちますよね。守備範囲が広くないとレフトに抜けちゃいますから、その辺が坂本はうまいと思います。」
・「川相かな。巨人ですね。バントで世界一の記録を達成したと思いますし、守備範囲も広くて、守備も堅実で川相を推したい。」
・「吉田義男、広岡。子供の頃ですけどね、あんまり記憶もなくなってますけど、うまかったと思いますよ。」
現役から往年の選手まで色々と出てきました。
現役選手で言うと、西武の源田選手。7年連続のゴールデングラブ賞を受賞。
広島カープの小園海斗選手は24歳。2018年のドラフト一位で、日本代表選手でもあります。
そして、巨人の坂本選手。去年はサードでゴールデングラブ賞を受賞しましたが、ショートでは5回受賞しています。
往年の選手では巨人の川相昌弘さん(60歳)。現在は巨人の二軍野手総合コーチ。現役時代はゴールデングラブ賞6回受賞。「バントの神様」と言われました。
そして、阪神の吉田さん(享年91歳)と、毅郎さんの一押しでもある巨人の広岡達朗さん、現在92歳。(明後日2月9日がお誕生日で93歳に!)
名手と言われる人たちの名前が並びましたね。
走攻守、全部揃っていた 松井稼頭央選手!!
そんな中、一番多かったのがこの選手でした。
・「松井稼頭央。攻走守、揃っているからですかね。一番難しいポジションと言われれるから、一番、身体能力とかも要ると思います。」
・「西武の、名前が出てこないな、監督やっていた、大リーグ行って、あ、そうそう!松井!肩も強いし、足も速いし、バッティングも良かったから、走攻守、全部揃っていた感じがする。特にやっぱ守備ですよね、ショートは。」
・「難しいね、松井稼頭央選手ですか。肩が強くて足が速くて、よく打ちましたしね。全般に運動神経がすごく良いんですよね、彼は。だから、スローイングもいいし、キャッチングもいいし、球に追い付くし、全部良かったんじゃいですか。」
松井稼頭央さん!皆さん、口々に「走攻守」揃っている!と。
松井稼頭央さんは、1994年に西武入団。メジャーリーグ挑戦を経て、楽天、最終的には西武で現役生活を終えましたが、2018年の引退会見では、足はちょっと速かったけど、攻守はそんなにすごくはない。だからこそ、『走攻守すべてにこだわった。』と話しています。
目立たないけど上手かった 黒江透修選手!!
最後に、こんな声もありました。
・「最初に覚えたのは黒江選手かな、巨人の。長嶋の時代。長嶋が選手の時(長嶋さんは)サード。
黒江がショートで、結局、長嶋が捕る方がお客さんが喜ぶから、長嶋は無理してショートのところまで行って捕って投げて、いつも黒江に俺が捕るからお前は控えめにしてろって感じで。
とにかく、どっちが見せ場作れるかってことで、いつも黒江がウラに回っていた。
目立たないけど上手だったね。だから、印象に残っている。本当はすごい重要なポジションなんだけど、半分、長嶋に取られていたからね。なんで黒江に捕らせないのってよく思っていた。」
長嶋茂雄さんと三遊間のコンビを組んでいた黒江透修さん。御年86歳。巨人のV9時代のメンバーです。
黒江さんはV2の1966年にレギュラーに定着。V5の時は、三番ファースト王さん、四番サード長嶋さん、五番ショート黒江さん、というクリーンナップでした。
吉田義男さんと同じ小柄な選手で、「豆タンク」と言われていた黒江さん。
小柄な選手が、広い守備範囲をくまなく守る姿は、華麗で堅実、という雰囲気がありますよね。今も昔も、ショートは守備職人です。
みなさんの中で史上最高のショートは誰ですか??
(TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』取材・レポート:近堂かおり)