世界を転戦するMotoGPのプラクティスからスプリント、決勝レースの流れを解説! レースウィーク(金曜~日曜)の楽しみ方!〈MotoGP〉
MotoGPクラスにおける週末のスケジュール
世界各国22戦で戦われる2025年のMotoGPクラス、そのレースウィークの進行はどのようなものなのか。ここで確認しておきたい。
金曜日
フリー走行1回目(45分間)
まず行われるフリー走行で、原則としてライダーははじめてコースを走る機会を得る。ここでコースや気候に合ったバイクのセッティングやタイヤのチョイス(ハードorソフト)などが確認・調整され、レースプランを決めたりする。
プラクティス(60分間)※予選ダイレクトQ2進出に向けた唯一のタイム計測
このプラクティスではタイムアタックが行われ、1周のタイム計測が行われる。そして上位10位までが土曜日に行われる予選Q2に進出でき、11位以降のライダーは予選Q1にまわされる。
土曜日
フリー走行2回目(30分間)
金曜日と天候や気温などが変化することもある土曜日のフリー走行では、実際に走ったうえで、再度マシンの調整やタイヤチョイスなどの最終確認が行われる。
予選Q1(15分間)
金曜日のプラクティスで11位以降だったライダーのタイムアタックが行われる。1周タイムの上位2台のみが予選Q2に進むことができ、3位以降は予選グリッドが確定する。ここで3位だったライダーは予選13位、4位は14位というふうに決まる。
予選Q2(15分間)
金曜日のプラクティスで10位までだったライダーと、予選Q1で1位、2位だったライダーの合計12名で、1周のタイムアタックが行われる。そしてタイムがよかった順に1位~12位のグリッドが確定する。特に1位は「ポールポジション」と言われ、実際のレースでは一番先頭からスタートできる。これによりすべてのライダーの予選順位が確定し、スプリントに進むことになる。
スプリント
確定した予選順位のグリッドでスタートする、決勝レースの半分の周回数で行われるレース。結果がよかった順にポイントが与えら、このポイントは年間の順位を決めるポイントとして反映されるため、決勝レース同様に重要な本番と言える。
日曜日
ウォームアップ走行(10分間)
決勝レースに向けて、最後の確認や準備に使われる。またタイヤを温めたり、最終的なタイヤチョイスなどが行われる。
決勝レース
予選順位のグリッドでスタートする本番のレース。スプリントの倍の周回数で行われ、獲得できるポイントも、ポイントのほぼ倍のポイントとなる。
予選順位はスプリント・決勝レースで適用されるため、各ライダーの争いは、金曜日から熾烈を極めることになる。