平塚保健福祉事務所管内 インフル年末に急増 年明けからは減少傾向か
年末年始の平塚市休日・夜間急患診療所の利用者数が、12月29日〜1月3日の6日間で3266人に上ったことがわかった。そのうちインフルエンザと診断された人は内科1352人、小児科378人で合わせて1730人だった。
平塚保健福祉事務所管内(平塚市、大磯・二宮町)11カ所の定点医療機関で報告されたインフルエンザの患者数は、50週(12月9日〜15日)から増え始め280人、51週が680人、52週には905人に上り、定点当たりの患者報告数が「82・27」となり、警報レベルの「30」をはるかに上回った。平塚市医師会副会長で中村小児科医院の中村千里院長は、「過去10年で最高値だった2018年を上回る数値。52週の定点当たりの報告数の905人は、過去に記憶にないほどの数」と話す。
12月30日〜1月5日の1週は、定点当たりの報告者数が82人と減少したが、年末年始で多くの医療機関が休診だったことが要因とみられる。中村院長は「年明けからインフルエンザは落ち着いてきている印象はある。体調が悪いときは外出しない、人ごみに行かないなど、各自感染予防を徹底してほしい」と呼びかけた。