“キッチンの換気扇”とりあえず「中」にするのNG!「強・中・弱」の正しい使い分け方
節約生活スペシャリストの三木ちなです。キッチンについている換気扇。風量を変えられる「強・中・弱」のスイッチがついていますが、じつは使い方しだいで節電・省エネにつながるんです。ここでは、意外と知らない“節約になる”「キッチン換気扇」のスイッチの使い分け方についてご紹介します。
「強・中・弱」は換気量が違う!
キッチンの換気扇は、においや煙がこもらないよう換気をするための設備です。スイッチごとに排出する風量に違いがあり、弱と強では2倍以上も風量が違うため電気代にも差が出ます。
そのため、必要以上に風量を上げるのはもったいないんです。状況に応じて適切なスイッチを使い分けると消費電力が最小限で済み、節電につながりますよ。
スイッチのただしい使い分け方
強
揚げ物やにおいが強い料理をつくるときは、しっかり換気できる「強」モードで運転します。特に揚げ物の調理中は油煙が多く出るため、風量を強めるのは必須です。
火力が強いとにおいが出やすいので、わたしは強火で調理するときにも「強」で換気扇をまわしています。
焼き魚・カレー・にんにく料理など、室内ににおいが残りやすいものを調理するときにも◎
中
それほどにおいが気にならない料理の場合は、「中」で十分です。わたしは、朝食のオムレツを焼く程度だと中で運転することがほとんど。
強と中の使い分けは人それぞれですが、短時間で調理が済む場合や、においの強くない料理のときは中でこと足りるでしょう。
まずは中でスタートして、必要に応じてスイッチを切りかえるのもひとつです。
弱
弱はもっとも換気量が少ないため、それほどにおいが出ない調理の際に向いています。
例えば、お湯を沸かすとき。ゆで卵をつくるなど、においが気にならないときも弱運転で十分です。
また、調理前に5分ほどまわしておくと、空気の排出がスムーズになるメリットも。調理後のにおい残りが気になるときも、しばらくは弱で換気を行うと消臭できますよ。
換気扇は賢く使い分けて節電!
キッチンの換気扇は、スイッチの使い分け方ひとつで電気代の節約につながります。
状況にあわせて風量を調整し、節電を意識しながら上手に活用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア