発売2か月で完売!砂糖・小麦粉・添加物不使用、無農薬サツマイモのスイーツ「amaimo」
愛知県江南市の耕作放棄地を活用して、サツマイモを栽培、さらに地元のパティシエと連携して加工したスイートポテト「amaimo(アマイモ)」が、2024年の発売時には2か月で完売するなど注目を集めています。
砂糖・添加物不使用でグルテンフリーながら味わいに高評価。自然農法での栽培からスイーツ加工に至るまで、画期的な取り組みで話題の「amaimo」についてご紹介します。
サツマイモの味わいがダイレクト!砂糖不使用、グルテンフリーのスイートポテト
名称未設定のデザイン – 5
「ピュアフレイバー PF50x8」3888円
「amaimo」最大の特徴は、砂糖を一切加えないシュガーレスのスイートポテトでありながら、サツマイモの自然な甘みが感じられる点。ECサイト上のレビューでは「優しい甘さが広がり幸せな気持ちになりました」「さつまいもの味がしっかり感じられました」などの声が寄せられています。
さらに「4歳の娘にもとても食べやすかった様で美味しそうにペロリと食べていました」という感想も。子どもにも安心して食べてもらいやすい点も幅広い世代に支持される理由となっているようです。
通常の製法では、砂糖が入るために主原料に対する比率が40%前後となるところを、amaimoでは65%程度とかなりの高比率!サツマイモの風味と素材の持つ甘みがダイレクトに伝わる味わいとなっています。
amaimoのベース生地
2025年シーズンの商品では、下地となる生地に米粉を使用して小麦粉は使わず、グルテンフリーを実現!小麦アレルギーを持つ人などにも食べやすくなっています。
さらに、保存料などの人口添加物は一切不使用。芳醇な香りの岐阜県産百花蜜のはちみつや、愛知県一宮市のブランド卵「尾張の卵(一宮市浮野養鶏産)」のほか、フランス産クリームチーズなどこだわりの厳選素材が使われています。
サツマイモが持つ甘みを極限まで引き出す熟成
サツマイモの熟成
優しい甘さの秘密は、サツマイモの熟成方法にも。大学の食品科学系研究室との共同研究の中で、サツマイモの持つ豊かな風味と強い甘みを生み出す“熟成条件”を見つけ出したことで、砂糖不使用でも自然な甘さを感じられるスイーツに成功しました。
収穫後のサツマイモは甘さが弱く、一定の熟成期間と最適な環境が必要で、素材の持つ糖質成分の引き出しが欠かせません。課題となる「低温障害との戦い」を何とか乗り越え、「高糖度化」が実現し、シュガーレス・スイートポテトのベースが整いました。
耕作放棄地を再活用!自然農法で栽培したSDGsなサツマイモ
農薬や肥料不使用の江南市の圃場
amaimoの原料となるサツマイモは、栽培方法においても画期的!耕作放棄地を再活用し、栽培期間中は農薬や化成肥料、有機肥料さえも使わない自然農法で作られました。
「牛糞堆肥を4トントラックで搬入、土作りにはじっくり時間をかけた」という開墾前の圃場
長年使われていなかったために、雑草が生い茂り、栄養分も枯渇していた圃場を2023年から開墾。地元の酪農家、岩田ファームから協力を得て、牛糞堆肥4トンを格安提供してもらい、“土壌の力”を高めていきました。
土壌が育ってきたことで、生産したサツマイモ品種「べにはるか」は、2024年の収穫時には前年以上の収穫量を実現。収穫時にはサツマイモに傷がつかないよう、手作業で芋堀りを行っています。
社会課題を解決する一つに!改良を続けるamaimo
「ピュアフレイバー PF50x8個セット」3888円
「amaimo」を提供しているのは、「NEXT food LABO(ネクストフードラボ)」。原料のサツマイモ栽培から、商品開発、加工までを行う「6次化事業」を行っています。
代表の中村昭典さんは、耕作放棄地の現状を知り、「何か自分でできることはないか」と、大好きな家庭菜園の延長線上で事業を始めました。「収穫したものをそのまま販売するだけでは、低い収益しか得られない現状を変えたい」と、耕作放棄地の解消や食料自給率の向上につながる「社会解決型小規模ビジネスモデル」となることを目指しています。
スイーツ商品開発には地元のパティシエと共同で考案し、2024年8月にECサイト「#imolabo」で販売をスタート。シュガーレス&グルテンフリーのスイートポテトは、スイーツの世界で“非常識なスイーツ”ということもあって話題を呼び、2024年の発売時には販売開始から約2か月で完売するほどの人気に!
改良を続ける「amaimo」の「ピュアフレイバー PF120」
2024年のレビューは平均4.9の高評価ながらも、寄せられた意見をもとに、改良を進めた商品を2025年シーズンに販売しています。その結果、2025年シーズンでも、販売予約を開始した3月15日から約1カ月で、昨年一年分の総販売数を超える注文が入ってしまったとのこと。
amaimoはECサイト上で受注販売を行っており、宅配と江南市によるお取り寄せ、共同開発先であり生産を委託している江南市の「パティスリーデゼル」店頭で受け取りの2種類でお届け。
サツマイモの優しい甘さが感じられるスイートポテト「amaimo」を、ぜひ味わってみてはいかが。
#imolabo
公式サイト
https://imolabo.stores.jp/
※予約販売は公式サイトで受付
※掲載内容は2025年6月時点の情報です
※価格はすべて税込み表記