【富山駅近】夜は居酒屋の店舗で昼だけ営業【ラーメン希楽里】年間100杯以上食べるラーメン大好き店長のとろみスープが特徴 とんこつ醤油ラーメン
北陸新幹線とあいの風とやま鉄道、市内路面電車や富山地方鉄道が乗り入れる富山県内随一のターミナル駅、富山駅。その南口は繁華街として居酒屋や飲食店が昔から軒を連ねています。
北陸新幹線の開業以降、富山駅周辺では再開発が進みましたが、昔ながらの味わいある店が残るスポットも。
今回紹介するのは、時間が止まったかのようにひっそりと佇む横丁の居酒屋でランチタイムに味わえるラーメンです。
富山駅前の繁華街に佇む“飲み屋ビル”「ありがとう横丁」
富山駅の南口から徒歩5分圏内。路面電車が走る大通りから1本裏へ入ったところにひっそりとあるのが宝ビル。
居酒屋やスナックなどが集まる昔ながらの雑居ビルで、路地や屋台ではありませんが「ありがとう横丁」と銘打ったビル内横丁です。
ビルの入り口をくぐると、奥へと続く細長い廊下に何軒もの居酒屋の看板が並びます。
昭和の雰囲気を残す味のある佇まいで、知る人ぞ知るスポットといった雰囲気。常連客はもちろん、レトロな雰囲気を求めて感性の高い若者客も訪れ、この1、2年で移転オープンや新規開店する店もあるなど、見た目以上ににぎわいがあります。
夜は居酒屋としてにぎわう店舗が昼のみラーメン店に
その並びの中にある居酒屋、「希楽里(きらり)」です。
これまで夜の時間だけ営業してきましたが、2024年9月からラーメン店「希来里」としてランチタイムだけ営業しています。
年間100杯を食べるラーメン好きが高じて 昼営業をスタート
店内はカウンター席のみ、8席ほどの小ぢんまりとした空間。
ラーメン店として腕をふるうのは、居酒屋「希来里」の店主の息子さんです。
実はこの息子さん、本業は建設関係の企業で社長という肩書きをお持ちなんだとか!
しかし、年に約100杯のラーメンを食べるほどのラーメン好きが高じて、自宅でラーメンを作り始め、ついにはランチタイムだけに営業する「ラーメン希来里」の店主として自慢の腕をふるうまでになったのだそう。
とろみのあるとんこつ醤油スープ
そんなラーメン大好き店主が作るのは、とんこつ醤油ラーメン。
スープは14時間煮込んで仕込むというこだわりが詰まった味。
とろりと濃厚でありながら、くさみや雑味がなくキレのいい味わいで、中太のちぢれ麺によく絡みます。
14時間煮込んで仕込む とろっと濃厚なスープ
この“14時間かけて仕込むスープ”は、自宅で試作を重ねていた時代からの研究のたまもの。度々、自宅のキッチンを長時間占領してしまうため、食事の用意もままならないと奥さんから叱られることもあったのだとか。
しかし、昼のラーメン営業を始めるときに最終的に後押ししてくれたのも奥さんでした。
今は、夫婦で力を合わせて店を営業しています。
大のラーメン好きが作るこだわりの1杯。
気取らず、なごやかな雰囲気の店内で自慢の味を楽しんでみてください。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年5月29日放送
記事編集:nan-nan編集部
【ラーメン 希来里】
住所 富山県富山市宝町1-6-17宝ビル1階
営業時間 11:00~14:00
定休日 日・月曜