アニメ『盾の勇者の成り上がり』初のリアルイベントに石川界人さん、瀬戸麻沙美さんら声優陣と主題歌アーティストのMADKID、藤川千愛さんが集結!アニメシリーズの見どころをトークと歌で振り返った「盾フェス」イベントレポート
2025年7月9日(水)よりAT-X、TOKYO MXほかでシーズン4が放送開始となるアニメ『盾の勇者の成り上がり』。
そのリアルイベント「盾フェス ~盾の勇者の盛り上がり The LIVE of the Shield Hero~」が、先日6月15日(日)に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで開催されました。
登壇者は出演声優陣から石川界人さん(岩谷尚文役)、瀬戸麻沙美さん(ラフタリア役)、日高里菜さん(フィーロ役)、原奈津子さん(リーシア役)、松岡禎丞さん(天木錬役)、高橋信さん(北村元康役)。そして、主題歌を担当するMADKID、藤川千愛さん。
今回のイベントがアニメシリーズ初のリアルイベントということで、シーズン1~3までの物語を声優陣のトークとアーティスト陣の歌う楽曲で振り返りました。加えて原作・アネコユサギ先生が原案を書き下ろした朗読劇が披露されるなど、これまで作品を応援し続けて来たファンにとって嬉しい時間に。
本稿では本イベントの模様をお届けします。
【写真】アニメ『盾の勇者の成り上がり』初のリアルイベント「盾フェス」レポ
とある収録で作画が追加されることとなった石川さんのお芝居とは
開演時間が迫ったタイミングで着ぐるみのフィーロが登場し、観客へ可愛らしくご挨拶。その後は開演前ということで、曲にあわせて踊るフィーロの撮影を楽しむことができました。
会場が大いに盛り上がったところで、石川さんを先頭に登壇者たちがステージへ。オープニングトークでは今回が作品初のリアルイベントであることや、シーズン1~3までの物語を楽曲とトークで振り返っていく形式で進行していくことなどに触れられました。
瀬戸さんと日高さんは前々からラジオなどでイベントをやりたいと話していたそうで、当日会場で販売されたイベントグッズの案を出すこともあったという話も飛び出しました。
松岡さん、高橋さん、原さんにはこれまでを振り返る質問が投げかけられ、四聖勇者キャストによる生放送が過去にあったことや、三人とも作品のファンと直接対面するのは今回が初だったことを語りました。
その後、石川さんの煽りで会場の熱気がより高まったところで、アーティスト陣によるライブがスタート。シーズン1よりMADKIDが第1クールオープニングテーマ「RISE」、第2クール「FAITH」を、藤川千愛さんが第1クールと第25話のエンディングを飾った「きみの名前」、第2クールエンディングテーマ「あたしが隣にいるうちに」を披露しました。
ライブパートが終わると声優陣が再登場。歌唱を終えたばかりのMADKIDのメンバーたちが感想を語ります。「RISE」「FAITH」はどちらもテンションがブチ上がるような曲調とキレのあるダンスパフォーマンスが見どころとなっており、自分でも口ずさみながら応援してくれたファンの方がいて嬉しくなったとコメント。そのほかにも、メンバーそれぞれが石川さんからシーズン1の好きなシーンを問われて一人ずつ詳細に語る場面も。
続いてトークパートではシーズン1の名場面を、事前に実施したキャスト陣へのアンケートを基に振り返っていくことに。トップバッターとなった瀬戸さんが選んだのは、第8話「呪いの盾」から「ラフタリアが尚文を抱きしめて、正気に戻すシーン」。
ラフタリアの健気さが印象に残る場面ですが、人間不信に陥り暴走しがちな尚文がようやくラフタリアへ目をあわせて、お互いがお互いの居場所になれたように感じて印象に残っているとのこと。
日高さんが選んだのは、第17話「紡がれる約束」からフィトリアとの一騎打ちに臨むフィーロ。普段は可愛い&癒し担当のフィーロが仲間のために強くなりたいと頑張るところが気にいっているそうで、悔しそうな表情やその後に王位継承権を得てアホ毛が生えて嫌がっているところも好きだと語りました。
最後は石川さんが選んだ第21話「尚文の凱旋」より、本作のファンには説明不要な存在であるブリドカットセーラ恵美さんの怪演が光るキャラクター・マルティ=S=メルロマルクとオルトクレイ=メルロマルク32世が斬首される寸前で尚文が割って入り、マルティはビッチ(※冒険者名の「マイン」は「アバズレ」)、オルトクレイはクズと改名された場面。
このシーンについて石川さんは、アフレコ本番前のテストで少し砕けた感じで「アバズレだ!」と台詞を発してみたところ、スタッフ陣からその調子でくださいとの要求があり、それに応えたらオンエア時に作画が追加されていたという裏話を披露してくれました。
強烈な存在感を放つマインに松岡さんもタジタジ
シーズン1のパートが終了したところで、再びライブパートに。今度はシーズン2&シーズン3を振り返ることとなり、MADKIDが「Bring Back」と「SIN」、藤川さんが「ゆずれない」「好きになってはいけない理由」を披露。続いて藤川さんにライブの感想を伺っていきました。
続いてライブの感想を聞かれた藤川さんが、話のなかで音楽と犬、そしてフィーロをこよなく愛していると語ったほか、藤川さんがラジオにゲストとして登場したことをきっかけに、瀬戸さんと日高さんが藤川さんのライブへ足を運ぶ機会があったことが明かされました。日高さんはひとりでもライブ会場に行く程の入れ込み様で、藤川さんの楽曲の魅力を熱弁。
また、シーズン1の上映イベント以来、久しぶりにファンのみなさんの前で本作の楽曲を歌唱したことが話題に上ると、藤川さんは観客のみなさんの拍手が温かくて安心したとしみじみ語っていました。
トークパートでは、シーズン2とシーズン3の名場面をピックアップ。原さんが選んだのはシーズン2第6話「追駆」からキョウ=エスニナと対峙するリーシアのシーンで、尚文たちとの旅で強くなったリーシアの見せ場。ここに至るまでは中々報われず自分の弱さを理解していたリーシアだからこそ、キョウの弱さを見抜くことができたのではないかと述べました。
続いて松岡さんが選んだのは、シーズン3第6話「強さの矛先」でマインに騙され全てを失い闇堕ちした錬でした。松岡さんはそんな錬に対して、本当にご愁傷様ですと言葉をかけると、彼女のせいでどれほどの人が人生を狂わされたのだろうかと被害者たちに想いを馳せていました。
高橋さんが選んだのは、シーズン3第4話「槍の勇者捕獲作戦」で元康がフィーロの歌を聴いてこの先の指針を得た大切な場面。スクリーンでの上映前には声優陣にもサイリウムが配られ、会場と一緒にフィーロを応援することになりました。映像が流れている間は「フィーロたーん!」というコールも聞こえてくるなど、本当に大盛り上がりでした。
高橋さんはこのシーンについて、自分にとっては始まりだった、ここまでの物語はプロローグだったと発言。ここから先の元康はいったいどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。また、松岡さんはこのシーンをリアルタイムで視聴できたそうで、家で見ていたら涙が出てきて元気をもらえたとコメント。
トークパートが終了したところで、出演者たち6名のキャラクターが総出演する朗読劇が披露されることに。こちらは原作・アネコユサギ先生が原案を書き下ろしてくださったものだそうで、シーズン3終盤で弓の勇者・川澄樹が合流する前あたりの時系列。
元康がフィーロを追いかけまわした結果蹴り飛ばされて星になったり、あるきっかけから手に入れたレア食材・ゴールデンウサピルのシチューをみんなに振舞う尚文の料理上手な一面が見られたりなど、コミカルかつ穏やかな日常の1コマを見ることができました。
この朗読劇終わりでイベント終了かと思いきや、アンコールへと突入。MADKIDが「Resolution」、藤川千愛さんが「永遠に一回の」と7月から放送となるシーズン4のオープニング&エンディングテーマを披露し、会場のテンションは最高潮へ!
そんな盛り上がりの中、声優陣が再びステージに登場。ここで作品に関する最新情報が次々と判明。先ほど披露されたばかりの藤川さんによる楽曲「永遠に一回の」が用いられたPVや最新のキービジュアル、放送情報、本作も登場するアニメ『異世界かるてっと』第3期の情報など盛りだくさんの内容でした。
そして、最後は石川さんが代表して集まったファンのみなさんへの感謝を述べ、さらにこれから放送されるシーズン4でも新たなキャラクターとの絆や物語が紡がれ、さらにその先へと漕ぎだしていくと続け、作品への期待を煽りました。
その後、開演前にグリーティングを行ってくれたフィーロも含めて記念撮影を行うことに。ここで、このイベント当日が日高さん&MADKIDのリーダー・YOU-TAさんの誕生日ということで、サプライズでケーキが運び込まれ、会場と一緒にお祝いするという場面もありました。
いよいよシーズン4の放送が近づく本作。これまで尚文やラフタリアの物語を追いかけてきた方々はもちろん、これから本作を知るという方もYouTubeでプレイバック動画が公開中です。
また、動画配信プラットフォーム「ULIZA(ウリザ)」にて本イベントの配信チケットが6月22日(日)21時まで販売中。本稿をご覧になって気になった方は、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!