パールロード商店街 骨董市10周年祝う 地域の人気催しに定着
平塚駅前の紅谷パールロード商店街で毎月第4土曜日に開かれている「湘南ひらつか駅前骨董市」が、このほど10周年を迎えた。3月22日は記念回として開かれ、多くの買い物客や骨董ファンで賑わった。
谷地和夫さん(80)、荻野憲一さん(77)、花岡竹男さん(87)ら実行委員が商店街の賑わいを取り戻そうと2014年3月に初開催。谷地実行委員長は「当初は人が集まるか不安だった」と振り返る。それでも骨董商への細やかなサービスと来場者へのもてなしが評判となり、今では約50店が出店。古書や陶器、古民具などが並び、1000人以上が訪れる人気イベントに成長した。
10周年記念として、買い物客500人にティッシュなどの日用品が当たる抽選会が実施され、昼過ぎには品切れとなるほどの盛況ぶりだった。毎月熱海から買い物に来るという男性は「買い物だけでなく、骨董商との会話も楽しいです」と魅力を語った。
谷地実行委員長は「商店街のためにと、苦労の果てに10周年まで続けてこられた。多くの人が来てくれてうれしい」と喜んだ。