一軒家をおしゃれに建築!間取り・外観別のポイントや注意点をご紹介
念願の一軒家を手に入れる際、おしゃれにしたいと考える方は少なくありません。しかし、一軒家をおしゃれにするにはどのような点を意識したらいいのかわからない人もいるものです。そこで今回は、間取りや外観で押さえておきたいポイント、おしゃれな一軒家を建築する際の注意点について解説していきます。
一軒家のおしゃれな外観デザイン実例30選|外観の決め方も解説
【間取り】一軒家をおしゃれにするポイント
まずは、一軒家をおしゃれにするために押さえておきたい間取りのポイントからご紹介します。
使う色を3つに絞る
おしゃれな一軒家にするためには、内装で使う色を3つに絞るのがおすすめです。壁や床、天井などカラーを選べる場所は複数あります。それらの配色は、全体的に見たときに統一感を持たせるように意識してみてください。
使う色を3つに絞れば、統一感を持たせやすくなります。
家のテイストを決める
家のテイストを決めることも重要なポイントです。具体的には、北欧カジュアルや木材を基調としたカントリースタイルなどです。ベースとなる部屋のテイストが定まっていれば、配色も考えやすくなるため、意識してみましょう。
リビングは開放感がポイント
リビングは、間取りの中でも印象に残りやすい場所です。家族が集まる家のメインスペースでもあります。来客時はリビングに通す場合もあるので、おしゃれな空間にしたいと考える方は多いでしょう。
そんなリビングは、開放感のある空間にするのがおすすめです。開放感を生み出すためには、吹き抜けをつくるという方法があります。縦の空間が広がって奥行きを感じられるようになるので、メリハリのあるリビングに仕上がります。
壁の高い位置に窓を設置すれば、日の光がやさしくリビングに降り注ぎ、明るい空間になるでしょう。
家具とのバランスを考える
おしゃれな空間にするためには、間取りと家具のバランスも重要になります。大家族だから大きいリビングテーブルを置きたい、大容量の収納を置きたいなどの目的がある場合は別ですが、空間に余裕を持たせるほうがスタイリッシュな雰囲気になるのでおすすめです。ただ理想の間取りを実現するだけではなく、設置したい家具のことも考えた間取りにすると、ごちゃごちゃした印象になることを避けられます。
【外観】一軒家をおしゃれにするポイント
一軒家をおしゃれにするには、外観でも意識したいポイントがあります。続いては、外観で意識したいポイントをピックアップしてご紹介します。
カラーを使いすぎない
外壁や屋根の色に統一感を持たせることは、洗練された雰囲気に仕上げるために効果的です。カラフルな外観にすると個性的な仕上がりにはなりますが、街の雰囲気から浮いてしまう可能性もあります。街の景観に馴染むような外観にするためにも、カラーは使いすぎないことがポイントになります。
素材にこだわる
一軒家をおしゃれにしたいなら、外壁の素材にもこだわってみてください。外壁は、道ゆく人にも目に留まる部分なので、こだわりたいと考える人も少なくありません。
おしゃれな外壁にするためには、無垢材やサイディング、モルタル、タイルなどがおすすめです。それぞれの魅力には以下のような点が挙げられます。
・無垢材
無垢材を使った板張りの壁は、経年劣化を楽しめます。適切にメンテナンスをしていれば、ボロボロになることはなく、味わい深い見た目になります。しかし、反りや割れが発生する可能性がある、雨や雪に弱い、などのデメリットも把握しておかなければなりません。
・サイディング
サイディングは近年主流になっている壁材で、窯業系や樹脂系、木質系、金属系など種類が多く、レンガ調や木目調なども選択できます。ただし、メンテナンスの頻度が高いといったデメリットもあります。
・モルタル
モルタルには独特の味わいがあり、選択する仕上げ方によって雰囲気が変わります。また、サイディングのようなつなぎ目がないので、自由に配色を決められる点も魅力です。しかし、汚れやすい、ひび割れが起きやすい、防水性が低いといったデメリットもあります。
・タイル
タイルは重厚感のある仕上がりになり、立体的なデザインを実現できます。ただ、コストはほかよりもかかってしまいます。コストを抑えたいなら、部分的にタイルを使用するのがおすすめです。
シンプルでシャープなシルエットにする
外観の凸凹を減らし、シンプルでシャープなシルエットにすることも、おしゃれな一軒家を実現するためのポイントです。
たとえば、シンプルな片流れ屋根や陸屋根などにすると、ハイセンスな一軒家という印象に近づきます。バルコニーなどで凸凹ができる場合もありますが、そのようなときもできるだけシャープな印象になるようにデザインを調整してみてください。
生活感は隠す
外から見える生活感を隠すこともポイントの1つです。エアコンの室外機が道路から見えないように隠すだけでも、印象は大きく変わります。そのほかにも、物置やガスメーター、給湯器など生活感が見えてしまうものは、できるだけ家の陰に配置するように意識してみましょう。
おしゃれな一軒家を建築する際の注意点
おしゃれな一軒家を建てたいという気持ちもわかりますが、ただおしゃれなだけでは後悔してしまう可能性があります。最後に、後悔しないために知っておきたいおしゃれな一軒家を建築する際の注意点について解説していきます。
家事動線を考えた家づくりをする
おしゃれな一軒家を実現するため、デザインを追求しすぎると、快適な生活を送れなくなる可能性があります。デザイン性の高さももちろん大切ですが、それだけではなく暮らしやすさと利便性も意識した家づくりが必要不可欠です。そのためには、家事動線を考えることがポイントです。
収納スペースを忘れない
おしゃれを意識すると、収納スペースの存在を忘れてしまいがちです。収納スペースがないと、家の中がごちゃごちゃしてしまいがちなので、適度に収納を設けるようにしましょう。
キッチン周りは、パントリーがあるとすっきりとした印象になるのでおすすめです。玄関には、シューズクロークがあると靴の出し入れが簡単で、自転車やベビーカーなどの収納もできるので便利です。
周囲とのバランスを考える
周囲の街並みとの調和を考えることも、おしゃれな一軒家を建てるときに押さえておきたいポイントの1つです。
好みのデザインや配色にしたくなる気持ちもわかりますが、地域によっては景観を維持するための条例が設けられているところもあります。そのような地域では、外観の色や色彩が制限されているケースが多いため、あらかじめ確認しておきましょう。条例などで定められていない場合も、建築予定地の周囲にはどのような一軒家があるのかチェックし、調和するように意識するのがおすすめです。
実物を見ながら決める
外観や内装で使う素材は、実物を見てから決めるのが無難です。ハウスメーカーや建築会社でマイホームの建設に関する相談をする際に、サンプルや資料を見せてもらうことをおすすめします。
ただし小さいサンプルの場合、思っていた色合いと違ったというケースもあるため、施工した注文住宅の事例を確認できる見学会があれば足を運んでみてください。実際に建っている実例を見ることで、色をイメージしやすくなります。
まとめ:間取り・外観にこだわって一軒家をおしゃれに建てよう
せっかく一軒家を建てるなら、おしゃれで理想的な間取りや外観にしたいと考えるものです。しかし、おしゃれさだけを追求してしまうと、外壁のメンテナンスが大変だったり、家事動線に不満が残ったりして、後悔してしまう可能性もあるでしょう。それでは理想のマイホームを手に入れたとはいえません。
後悔しないためには、家事動線に優れた間取りや充実した収納スペースなどにこだわった間取りを意識してみてください。また外観に関しても、統一感のある配色や素材、シルエット、周囲とのバランスを意識することで、洗練されたおしゃれな一軒家に仕上がりやすくなります。