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来週(12月1日~)日本のテレビで観られる「演技ドル大活躍」時代劇韓ドラ3選

Danmee

パク・ヒョンシク ©Danmee

韓国時代劇の魅力といえば、壮大な歴史物語や緻密な人間ドラマがあげられますが、作品によっては、現代のエンタメシーンをけん引する若い才能によって支えられている場合もあります。

そのなかでも熱い視線を浴びるのが、音楽活動と俳優業を両立する“演技ドル”たちが出演したもの。

一部ドラマファンからは、アイドルの演技力や、時代劇という難しいジャンルに出演することへの懸念から、厳しい視線が向けられることもありますが、彼らはステージのうえだけでなく、時代劇という重厚な世界観の中にも自然に溶け込んで観る者を魅了します。

繊細な感情表現や迫真の演技、そして優れたビジュアルで視聴者の心を鷲掴みにし、時代劇における新たなファン層を獲得するのに貢献してきたといっても過言ではありません。

そこで本記事では、来週からCSで放送される予定の時代劇で、演技ドルたちが大活躍したドラマを紹介します。

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青春ウォルダム 呪われた王宮 (tvN/2023)

『青春ウォルダム 呪われた王宮』は、ZE:A(ゼア/帝国の子どもたち)のメンバーとしてデビューし、2010年からドラマ界に進出して以降、着実に演技力を磨いてきたパク・ヒョンシク主演作。

物語における最も重要な役を担い、メインで主演を務めた初めての時代劇でしたが、呪いに苦悩する孤高の世子を熱演して作品の人気を牽引しました。

特に、傲慢で気難しい一面を持ちながらも、実は心に深い傷を抱えているキャラクターを立体的に描き出したと評価されており、世子としての威厳まで見事に表現していたと称賛を送ったドラマファンも。

また、ロマンスをはじめ、ミステリーやファンタジージャンルを行き来する、役者にとっては難しい作品ですが、物語や役の世界観を壊すことなく多彩な演技を披露しています。

●キャスト:パク・ヒョンシク、チョン・ソニ、ピョ・イェジン、ユン・ジョンソク、イ・テソン 他
●日本放送情報:LaLa TV/2025年12月2日(火)12:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

高麗契丹戦争 (KBS/2023)

『高麗契丹戦争』は、ZE:Aのメンバーで、2010年からドラマ界に飛び込んで以降、安定した演技力で役者としての地位を確立しているキム・ドンジュン主演作。小手先の演技ではごまかしのきかない骨太の本格派時代劇で、高麗第8代王・顕宗(ヒョンジョン)を演じました。

名ばかりの未熟な王が、戦争や内乱を経て威厳ある聖君になる姿は、リアルながらも非常にドラマチック。人間が内面的に成長していく過程を違和感なく繊細に表現して、観る者を魅了します。

また、激動の時代において、もがきながらも生き抜こうとする様や葛藤により苦悩する様子は視聴者の共感と感動を誘い、物語へ没入させるのに大きく寄与しました。

『2023 KBS演技大賞』で、錚々たる候補者を押しのけて男性最優秀賞に輝いたのにも頷ける演技。彼にとって初となる正統派時代劇作品とは思えない熱演を繰り広げています。

●キャスト:キム・ドンジュン、チェ・スジョン、チ・スンヒョン、イ・シア、ユン・チェギョン 他
●日本放送情報:衛星劇場/2025年12月1日(月)午後11:00
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

花郎<ファラン> (KBS/2016)

『花郎<ファラン>』は、パク・ヒョンシクをはじめ、BTS(防弾少年団)のVとSHINee(シャイニー)のミンホが出演して、華やかな共演が話題となった青春時代劇。彼らは、新羅国王の親衛隊である“花郎”を演じて作品を大いに盛り上げました。

ビジュアルはどのシーンも言うことなし。ファンなら登場するだけでうっとりするような場面が数多く存在し、そんな彼らが繰り広げる武術や舞、ブロマンスに釘付けになった人も。

また、Vはみんなに可愛がられる最年少花郎を愛嬌たっぷりに、ミンホは剣術に秀でた貴族出身の役を正義感溢れるキャラクターに描き出し、パク・ヒョンシクは、葛藤する若き王の繊細な感情を見事に表現して物語に深みをもたらしています。

今もなお、韓国の人気時代劇といえば、本作を真っ先にあげる人が多い韓ドラファンの記憶に残る史劇。アイドルが多数出演することから、韓国ではそのクオリティーを懸念する声もありましたが、演技力によって見事に払拭しました。

●キャスト:パク・ソジュン、コ・アラ、パク・ヒョンシク、チェ・ミンホ(SHINee)、V(BTS) 他
●日本放送情報:ホームドラマチャンネル/2025年12月4日(木)午後3:25
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

(ライター/西谷瀬里)

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