Saucy Dogが「イーヤーサーサー」と叫び「ハーイヤ」で返す観客。HY SKY Fes 2025でオーディエンスを引き込んでいく
「HY SKY Fes 2025 & 前夜祭」が、2025年3月14日(金)より3日間にわたり、沖縄県総合運動公園多目的広場で開催された。6回目の開催となる今回は2日間で延べ2万5000人ほどが来場し、HY含む14組の豪華アーティストが舞台を盛り上げた。本レポートでは、DAY2の様子をお届けする。
HY SKY Fes 2025 DAY2の5組目に登場したのは、若者を中心に幅広い世代に支持されるスリーピースロックバンドSaucy Dog。
「シンデレラボーイ」「シーグラス」と、切ない恋の物語を続けて歌いあげた。MCでは、「あいにくの曇り空で、思ってたより寒かったんですけど、みんなが迎えてくれるピュー(指笛)とか、そういうのがあったかくてめっちゃうれしいです」とせと ゆいか(Dr/Cho)が話すと、各所から指笛が鳴りだした。
続けて歌う「馬鹿みたい。」では石原の歌唱力の高さと声の美しさを魅せつける1曲となった。そして「ここにいるみんなの、この時間だけはあなたのヒーローでありたい!」と高らかに叫び、「夢みるスーパーマン」へとつなぐ。明るくアップテンポに歌い、続く「現在を生きるのだ。」では“さぁ 自分らしく 走り出して行け”と、オーディエンスに応援メッセージを送った。
「イーヤーサーサー」と叫ぶ石原に「ハーイヤ」で返す会場。 そんな掛け合いを楽しみ、最後の2曲へ。“坂道を登った先の暗がり 星が綺麗に見えるってさ”のフレーズを静かに歌い出し、オーディエンスを「いつか」の世界に引き込んでいく。 ざわついていた会場が石原の歌声と歌詞に耳を傾け、多くの人がエモーショナルな気持ちになっただろう。最後は「優しさに溢れた世界で」を披露。メッセージを込めて展開していく「Saucy Dog」のライブに、多くの人が魅了された40分となった。
Saucy Dog セットリスト
M1 シンデレラボーイ M2 シーグラス M3 馬鹿みたい。 M4 夢みるスーパーマン M5 現在を生きるのだ。 M6 いつか M7 優しさに溢れた世界で
HY SKY Fesは「世界一クリーンなFes」を目指し、その意図を来場者に近い距離でHYメンバーが直接伝えているのもポイントだ。 SKY Fesでは、各自ゴミの持ち帰りを呼びかけているため、全来場者にゴミ袋を配布している。そのゴミ袋にはイラストが施されており、ただゴミ袋を渡されるより気分が上がるし、なによりかわいい。そんなゴミ袋にゴミを入れるのも、また楽しい思い出のひとつとなるだろう。