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九州高校10人制ラグビー大会 大分上野丘 体格差を超えた大分上野丘が準優勝 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 第26回九州高校10人制ラグビー大会で、大分上野丘が堂々の準優勝を果たした。体格で勝る相手に一歩も引かず、予選リーグを2連勝で突破。準決勝では福岡合同Aに対し、土壇場で28-26の劇的勝利を収めた。決勝こそ日向(宮崎)に14-40で敗れたが、選手たちの覚悟と鍛え抜いた戦術が光った大会となった。

 

 勝因は徹底したディフェンス力。白石欣基監督が「最も注力してきた」と語る通り、特にタックルの質は秀逸だった。体格差という不利を跳ね返すため、「恐れずに正面から当たること」をテーマに基礎練習を反復。前に出るその姿勢は、試合を重ねるたびに研ぎ澄まされた。準決勝の福岡合同A戦では、終了間際の逆転を跳ね返し、自慢のスピードで勝ち切る姿が象徴的だった。

 

成功体験が選手自身の意識に火を付けた

 

 その精神を体現したのが、キャプテンの佐藤武信(3年)だ。「あきらめない心で戦えたのが勝因」と語り、ピッチの内外で仲間を鼓舞し続けた。試合中の声かけ、姿勢、行動がチームに一体感をもたらし、重圧の中でも粘り強さを生んだ。

 攻撃面では、50メートル6秒台の俊足を持つ選手が全体の3分の2を占め、展開力と切り返しの速さで相手を翻弄(ほんろう)。その中心にいたのが、スタンドオフの藤本健太郎(2年)だ。10人制の大会出場は初めてで「最初は緊張した」と語るが、キックで的確に陣地を奪い、状況判断に優れたプレーで大きな存在感を放った。「準優勝が自信になった。これからは自分が前に出て、チームを引っ張る存在になりたい」と語る言葉には、次代のリーダーの片鱗が垣間見える。

 

 選手たちは戦術面のみならず、生活面でも大きな成長を見せた。集合時間を守る、自主的に行動するなど、これまで言葉では伝わりにくかった指導が、「勝つ」という結果によって選手たちの意識に火をつけた。人数も体格も恵まれたチームではない。それでも、少数精鋭で戦術と精神力を磨き上げ、挑戦者として強豪に立ち向かった姿勢は称賛に値する。白石監督の下、「徹底したディフェンス」と「スピーディーな攻撃」を武器に、6月の県高校総体では4強入りを目指す。

 

 九州大会で準優勝に輝いた大分上野丘

 

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