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年始から株価が11.9%上昇のYutoriが90年代にスタイリストの熊谷隆志が手掛けたブランド「GDC」を獲得

セブツー

Yutoriは2月20日、スタイリストの熊谷隆志のブランド「GDC(ジーディーシー)」を新たに手掛けると発表した。3月8日には東京・代官山の八幡通り沿いに新店舗「GDC」代官山店をオープンし、公式オンラインショップと同時に販売を開始する。運営はYutoriが新たに設立した新会社のGDC社が担う。

「GDC」は熊谷隆志が1998年にスタートしたライフスタイル系のアパレルブランドで、ビジネスは順調だったものの2003年に売却。一方、Yutoriは小嶋陽菜がプロデュースするアパレルブランド「ハー リップ トゥ(Her lip to)」を始め、2024年末時点で36ブランドを展開、2025年春には東京に「マリテ+フランソワ・ジルボー(MARITHÉ + FRANCOIS GIRBAUD)」のフラッグシップストアをオープンする予定だ。

Yutoriは2025年3月期通期の業績予想を上方修正しており、ビジネスは順調だ。今期は売上高80億円(前年比85.2%増)、営業利益6億7000万円(同74.9%増)、当期純利益3億円(同33.3%増)を見込む。「GDC」との取り組みを発表した翌21日の株価は前日から0.44%上昇し、年始からは11.9%の上昇となった。Yutoriは今後も積極的なM&Aを実施していく方針は変わらないとしていたが、90年代にヴィンテージブームを牽引した「GDC」を新たな傘下ブランドにした。

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