夢へ進む姿、MVで熱演 ナオト・インティライミさん楽曲で 名張のダンサー
HARUHIさん
地元の三重県名張市を拠点に活動するダンサーHARUHI（本名・鶴田春陽）さん（22）が、今年デビュー15周年を迎える三重県生まれのシンガーソングライター、ナオト・インティライミさんのミュージックビデオ（MV）に出演。苦悩しながらも夢に突き進む若者の一人を演じ、話題になっている。
5歳からダンスを習い、小学生のころにコンテストで頭角を現し始めた。中学からはヒップホップに絞り、高校卒業後は「地元への恩返し」をと、市内でダンス教室を主宰。個人やチームでダンスを披露するショーケースや1対1で競うバトルなどに出演を重ね、技術の向上に努め交流の幅を広げてきた。
ナオトさんのスタッフから依頼が舞い込んだのは昨秋で、HARUHIさんは「見聞も、つながりも広がるかな」と興味を持ち、快諾。撮影は11月末に大阪市内で行われた。
衣装は「いつもの練習の時の服で」という要望だったため、「明るい感じでテンションも上がるし、少しだけ目立つか」とピンク色のニット帽をかぶり、即興で曲に振りを付けて踊った。「夢に向かっていく歌詞がすてきで、良い曲だな」と思ったという。
HARUHIさんが出演したのは、ナオトさんがフジテレビの番組「奇跡体験!アンビリバボー」のエンディングテーマソングのために書き下ろした「Believer」のMV。ナオトさんの熱唱シーンを挟みながら、「ダンス」「パルクール」「画家」それぞれの分野で頑張っている3人の若者たちの場面が描かれ、HARUHIさんはダンサー役を演じた。
1月に公開 高評価
1月中旬に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された映像は「かっこよく撮ってもらっていた」と大満足。周囲の人からも「良かった」「曲と映像が心に響いて感動する」と高評価を得たそう。
MVのクレジット表記にはHARUHIさんの名前も入っており、「今までは受けてこなかったが、やってみてすごく良かった。こういう世界もすてきだなと思った」と語る。ナオトさんや撮影スタッフらからも好評だったといい、「もっとみんなに見てもらいたい」とニッコリ。
今後、あと一歩のところまで来ているダンスの日本大会の決勝に進むべく、3月から挑戦が始まるそうで、HARUHIさんは「夢に向かって頑張りたい」と目を輝かせている。
