『道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク』で春色の風景に包まれながら心ほどける散策 神戸市
神戸市北区にある『道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク』では現在、色とりどりの春の花々が咲き誇り、訪れる人々を優しい香りと美しい景色で包んでいます(※入園無料)。
チューリップやビオラなど、春の訪れを五感で楽しめるこの場所は、特に週末になると多くの人でにぎわいを見せています。
セレクトショップ前の大階段では、落ち着いたトーンのキンギョソウがしっとりと咲き、大人びた雰囲気を演出。階段は、カラフルなビオラが2枚の絨毯のように広がり、目を楽しませてくれます。
階段の右手、チャペルがある方角には、黄色や紫のチューリップが満開。ヨーロッパ風の建物を背景に、異国情緒あふれる春の景色が広がっています。
普段は階段から園内に入る人も、この季節はスロープを歩いてみてはいかがでしょうか。 沿道に並ぶチューリップが、春風に揺れながら、優しく香りを運んでくれますよ。
園内中央の噴水へ向かう途中、左手に見えるチューリップ花壇は、筆者が訪れた4月中旬の時点ではまだ蕾。彩りを添えるパンジーとともに、4月下旬の開花が待たれます。
一方、右側にはやわらかな赤色のチューリップが優美に咲き揃い、その奥に佇む『神戸ホテル フルーツ・フラワー』の建物と調和して、異国の風景のような美しさを醸し出しています。
さらに奥へと進むと、赤・黄色・オレンジ・白……と多彩なポピーが風に揺れ、可憐な姿を見せてくれます。
この施設でひときわ存在感を放つ『神戸ホテル フルーツ・フラワー』前には、先ほどとは異なる品種のチューリップがまもなく見頃を迎え、まっすぐ伸びるアプローチ沿いを鮮やかに染め始めています。
同施設は、広大な敷地にさまざまな花が咲く「花と果実のテーマパーク」。園内を歩いていると、いたるところにパンジーやビオラなどの春の花々が植えられおり、足元の花々がまるで「いらっしゃいませ」と微笑みかけられているようで、あたたかな気持ちになります。
チューリップの季節が終わると、新緑が眩しい初夏がやってきますね。しっとりとした空気に包まれる梅雨の時期には、バーベキューテラスの裏にある『アジサイ小径』へぜひ足を運んでみてください。
6月下旬には、約3,000株のアナベルが咲きそろい、丘一面が白一色に染まります。じめじめとした空気も吹き飛ばすような、爽やかな光景が広がりますよ。
筆者が訪れた日はあいにくの曇り空でしたが、晴れた日に空と花、そしてルネッサンス様式の建物たちが美しく調和します。鳥のさえずりが響くのどかな場所で、春の空気を胸いっぱいに感じてみてはいかがでしょうか。
※最新の開花状況は、公式FacebookやInstagramでご確認いただけます。
場所
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢
(神戸市北区大沢町上大沢2150)