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【広島】2025年の年俸ランキング 菊池涼介が4年連続1位、昇給額トップの床田寛樹は6位タイ

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(左から)広島の菊池涼介、床田寛樹

菊池涼介、大瀬良大地、秋山翔吾がトップ3

2024年は9月途中まで首位に立つも歴史的大失速で4位に沈んだ広島。このオフには先発ローテーションを長年支えた九里亜蓮が海外FA権を行使してオリックスへと移籍した。

前年の西川龍馬に続き2年連続でオリックスへと主力選手がFA移籍した中、今季の年俸ランキングにはどのような変動があったのだろうか。外国人選手を除く2025年の年俸ランキングトップ10は以下の通り。

■2025年 広島年俸ランキングトップ10

1位 菊池涼介 2億5000万円(±0)
2位 大瀬良大地 2億円(2000万△)
3位 秋山翔吾 1億8000万円(3000万△)
4位 森下暢仁 1億6500万円(3500万△)
5位 栗林良吏 1億6000万円(4500万△)
6位 坂倉将吾 1億5000万円(2500万△)
6位 床田寛樹 1億5000万円(5000万△)
8位 小園海斗 9000万円(3600万△)
9位 島内颯太郎 8800万円(1800万△)
10位 會澤翼  8000万円(3000万▼)
10位 野間峻祥 8000万円(1200万△)

※()内は前年比

4年連続で菊池涼介がトップとなった。昨季は136試合に出場し、打率.241、9本塁打、38打点の成績で、史上78人目の通算300二塁打と同5人目の通算350犠打を達成。現状維持の2億5000万円で2年契約の2年目となるシーズンに臨む。

2位は2億円の大瀬良大地。3年契約の最終年だった昨季は25試合に先発し6勝6敗、防御率1.86をマーク。6月にはプロ野球史上90人目のノーヒットノーランを達成するなど、1年を通して先発ローテーションを守った。総額5億円となる2年契約を新たに結んだ右腕は、今季も大黒柱として先発陣を支える。

3位は秋山翔吾で1億8000万円。プロ14年目の昨季は主に1番打者として138試合に出場し、チームトップでリーグ5位の打率.289をマーク。守りでもシーズン無失策で5年ぶり7回目のゴールデングラブ賞を受賞するなど攻守にわたって活躍し、年俸も昨季から3000万円アップとなった。

栗林良吏、坂倉将吾ら主力が軒並みアップ

4位は1億6500万円で森下暢仁。昨季は23試合に登板して10勝10敗、防御率2.55をマーク。2年ぶり3度目の2桁勝利を挙げるなど先発の柱の1人として活躍し、3500万円アップで更改した。今季は初の投手タイトル獲得へさらなる奮起が期待される。

5位は栗林良吏の1億6000万円。プロ4年目の昨季は自己最多となる60試合に登板し、球団記録に並ぶ38セーブ、防御率1.96をマークし、4500万円アップを勝ち取った。今季も絶対的守護神として君臨し、チームの勝利に貢献する。

6位は1億5000万円で坂倉将吾と床田寛樹が並んだ。坂倉は昨季開幕から不振も、夏場に調子を上げて最終的に打率.279、チームトップの12本塁打、44打点をマークし、2500万円アップとなった。

一方の床田は2年連続でチーム最多となる11勝(9敗)を挙げ、防御率2.48をマーク。26試合の登板のうち21試合でQS(6イニング以上自責点3以下)と安定感抜群の投球を見せ、チームトップとなる5000万円アップでサインした。

小園海斗と島内颯太郎は大台に届かず

8位は小園海斗の9000万円。昨季はプロ6年目にして初めて全143試合に出場し、チーム2位の打率.280をマーク。また71試合で4番に座り、チームトップとなる61打点を挙げて勝負強さも発揮した。年俸は昨季から3600万円アップ。背番号が51から5に変わる今季はさらなる飛躍を遂げ、1億円の大台突破を狙う。

9位には島内颯太郎が8800万円でランクイン。6年目の昨季は中継ぎとして58試合に登板し、チームトップタイとなる11勝(6敗)を挙げた。ただ、24ホールド、防御率2.77はいずれも前年の数字を下回り、目標の大台には届かず1800万円アップにとどまった。

10位は8000万円で會澤翼と野間峻祥が並ぶ。會澤はプロ18年目の昨季、57試合に出場し、打率.187、0本塁打、13打点の成績に終わり、3000万円ダウン。トップ10の中で唯一のダウン更改となった。一方の野間は、2018年以来6年ぶりとなる規定打席に到達し、打率.271、1本塁打、28打点の成績で1200万円アップとなった。

※金額は推定

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記事:SPAIA編集部

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