「ピースメイカー」シーズン2、デッドプール乱入のアイデアあった ─ ライアン・レイノルズも乗り気だった
DCドラマ「ピースメイカー」シーズン2の最終話『フル・ネルソン』に、(MCU)からデッドプールを登場させる計画があったという。監督・脚本のジェームズ・ガンが明かした。
ガンが統括する新DCユニバース(DCU)に仲間入りを果たした「ピースメイカー」シーズン2では、前シーズンにも登場した「Quantum Unfolding Chamber(量子展開装置)」によってマルチバースの入り口が開いた。米国で実施された記者会見では、このマルチバースの枠組みを生かし、MCUからデッドプールを登場させるアイデアがあったそうだ。
「(最終話で)ドアを開けるとデッドプールの部屋だった、というのをやりたかったんです(笑)。ライアン・レイノルズにも話したんですが、実現するにはかなり大変なことを乗り越えなければいけなかったと思います。彼もやりたがってくれたんですが。」
ガンの口ぶりからは、実際にどれくらい本気でクロスオーバーに向けて動いていたのか、どの程度まで話が進んでいたのかはわからない。しかし、MCUでデッドプール役を演じてきたレイノルズも、またガン自身も前向きだったが、なんらかの理由で断念されたことだけは確かだ。ガンは「みんながこの話しかしなくなってしまう。言うんじゃなかった」と冗談めかした。
ライアン・レイノルズ ©︎ THE RIVER
DCスタジオの代表に就任して以降、ガンはマーベルとDCのクロスオーバーについても積極的に発言し、「数えきれないほどその話をしている」と述べていた。MCUを統括するマーベル・スタジオ側とも連絡を取り合っているそうで、「簡単に実現できる」とさえのだ。
ところが現実には、「ピースメイカー」にデッドプールを登場させるのはそう簡単ではなかったらしい。「かなり大変なことを乗り越えなければいけなかった」という言葉には、キャラクターの権利をめぐる諸事情が見え隠れしている。なにしろ、マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズが業務提携のうえでMCUに登場しているスパイダーマンにさえ、映画やテレビシリーズへの登場にはいくつもの条件や決まりごとがあるというほどなのだ。
「ピースメイカー」はで配信中。マーベルとのクロスオーバーは、いつか現実になるのだろうか?
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