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【9/19公開】映画『宝島』全国キャラバン第三弾が「ららぽーと安城」にて開催! 妻夫木聡さん・大友啓史監督が登壇

日刊KELLY

2025年9月19日(金)から公開の映画『宝島』。
作品の完成を記念し、6月22日(日)に「ららぽーと安城」にて舞台挨拶&トークイベントが開催され、当日は主演の妻夫木聡さん大友啓史監督が登壇しました。今回は、熱気あふれるトークイベントの様子をお届けします。

食べ過ぎて太ってしまう!? 2人が抱く愛知県の印象

大友監督
皆さん、集まっていただいてありがとうございます。こんにちは!

妻夫木さん
愛知の皆さんこんにちは!

観客
こんにちは!!

妻夫木さん
こんにちは‼ ありがとうございます。こういうの(観客の方とのコール&レスポンスを)やってみたかったんです(笑)。今回のイベントに応募してくださった方が3000人くらいいたと聞きました。1階席の当選人数は1000人なのですが、2~3階もこんなに集まっていただき、本当にありがとうございます。今日はよろしくお願いします。

――2人ともようこそ愛知へお越しくださいました! 1~3階までお客さんがぎっしりですが、この景色を見ていかがでしょうか。

大友監督
すごいね。こんなにお客さんが集まってくださるとは思っていなくて、感動しています。

観客
(拍手)

妻夫木さん
映画『宝島』も熱量がすごい作品なのですが、空調が間に合わないくらいの熱量も皆さんからバチバチと伝わってきています。

――愛知の印象や思い出があれば教えてください。

大友監督
私の妻は名古屋出身なので、味噌汁は赤だしです。クーラーが効いた部屋で食べる味噌煮込みうどんも大好きです! 味噌煮込みうどんの中には、エビの天ぷらも入れますね。

――妻夫木さんはいかがでしょうか。

妻夫木さん愛知と言えばグルメですね。何度も来たことがありますが、おいしいものが多いので太らないように気を付けています(笑)。以前までは様々な映画のキャンペーンで来ていましたが、最近は機会が減ってしまい残念です。今回は作品を通して、皆さんと久しぶりに会えることがとてもうれしいです。

「妻夫木さんの顔しか浮かばない」キャスティングの裏話

――(監督へ)映画『宝島』の物語を教えてください。

大友監督
本作は、アメリカ統治下の時代の沖縄を舞台に描いた物語です。当時は食料などの物資が市民にうまく行き渡らない時代に「戦果アギヤー」と呼ばれた勇敢な若者たちが、米軍基地(嘉手納基地)に忍び込んで物資を盗み、市民に分配してあげるという活動をしていたんです。しかし、物語では「戦果アギヤー」は嘉手納基地内でアメリカ軍に見つかってしまい逃亡。その事件がきっかけで、グループトップで英雄と呼ばれた男・オンがいなくなってしまうんです。その後、なぜオンはいなくなってしまったのかを、グスク・レイ・ヤマコのそれぞれの生き方を描きながら、真相を追い求めます。サスペンスでもあり、ミステリーでもあり、歴史ドラマでもあり…そんな物語になっています。

――ありがとうございます。妻夫木さんが本作のオファーを受けたときはどのような気持ちでしたでしょうか。

妻夫木さん
本当にうれしかったです。20年前に公開された映画『涙そうそう』もコザが舞台だったので、同じ町を題材にした作品に出られるということはとても感慨深かったです。当時出会った現地の親友たちがいるのですが、彼らが背負ってきた沖縄の背景を、私が役者になって芝居で伝えられるのは、使命感と運命的なものを感じました。

――親友がいらっしゃるんですね。沖縄での撮影は「ただいま」という感覚だったのでしょうか。

妻夫木さん
そうですね。コザを目的に沖縄へ行くことがあるくらい、仲良くしていた方々と愛する町です。映画のオファーをいただいた時は、とてもうれしかったです。

妻夫木さん・大友監督それぞれが見るお互いの魅力とは?

――大友監督が思う妻夫木さんの魅力を教えてください。

大友監督
本人の前で言うのは照れますね(笑)。妻夫木さんは“物腰が柔らかい”人というイメージでした。でもいざ芝居をしている姿を見ると、大きなスクリーンでも圧倒されるような“骨太さ”を持った映画俳優だなと実感しています。今回の超大作に挑むときも、彼ならこの作品を最後まで背負ってくれるだろうと思ったんです。脚本を書いているときから、妻夫木さんの顔しか思い浮かばなかったです。

――では、妻夫木さんから見た大友監督はどのような印象がありますか?

妻夫木さんアツい男です!台本に書いてあることがすべてではなくて、「役者=登場人物」として見てくれていて、私たちの芝居を信じてくれているんです。
演者は1人の役に集中しますが、監督は何人もの役者を統括しないといけない立場で、芝居などの作品にかかわるすべて把握していて、作品をゴールに導いてくれるんです。さらに私たち演者のことも信じてくれていて、度量の深さは素晴らしいなと思いました。
この映画は制作が2回延期されていて、最初にオファーを受けたのは2019年でした。2018年から2025年までの6年間で、2回も制作を失敗されているのですが、それでも監督が諦めなかった。だからこそ、こうして皆さんにお披露目できているのがとてもうれしいです。

――さあ、そろそろお別れの時間が近づいてきました。

観客
え~!

――最後に2人からご挨拶をお願いします。

妻夫木さん
この作品を通して、過去を描くことは、未来への問いかけだということをすごく感じました。作品を観た後は、死が終わりを意味するのではなく、先人たちの思いが私たちの生きる盾になってくれていて、「命は繋がっているんだな」ということを実感させられました。私たちは、先人たちの思いを胸に生きていかなければならないし、忘れてはならない過去を未来にも伝えなければならない。そして、希望を持って生き続けていかなければならないと思っています。この映画はそんな思いがたっぷり詰まっています。観てくださった方は、きっと新たな命の鼓動が聞こえるはずです。ぜひ劇場でご覧ください。

大友監督
アメリカ統治下の時代の沖縄に住んでいた先人たちがどういう思いで生きてきたのか…。彼らはどんな不条理なことがあっても、前向きに必死で生きていたんです。劇中に出てくる登場人物のたくましさや、生きることを諦めないこと、勇気などに、私も力をもらっています。
登場人物たちと自分の身を重ねて追体験してもらうことで、何か大切なことを感じてもらえるはずです。タイトル『宝島』の「宝」ってなんだろう? 今の時代に必要な「宝」ってなんだろう? ということを考えてもらいたいなと思っています。

トークイベント終了後は、当日集まった観客とともにセルフィー撮影も。観客のボルテージも最骨頂に達し、大盛り上がりのイベントでした。

映画『宝島』は2025年9月19日(金)に全国で公開です。約6年にわたり制作された超大作をぜひ劇場でご覧ください。

STORY

あらすじ
1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク、ヤマコ、レイの3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人は「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、グスクは刑事、ヤマコは教師、レイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す ――。消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは――。

映画『宝島』

公開日
2025年9月19日(金)
監督
大友啓史
原作
真藤順丈『宝島』(講談社文庫)
出演
妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
配給
東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
https://www.takarajima-movie.jp/

©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会
※掲載内容は2025年7月時点の情報です

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