勝瀬集落の歴史学ぶ 地域住民らが傾聴
相模湖地区の歴史を学ぶイベント「相模湖の歴史ものがたりセミナー」が4月19日、相模湖公民館のコミュニティーホールで開催された。
当日は、「相模湖の湖底に眠る勝瀬集落」がテーマ。勝瀬観光株式会社の小野澤陸雄代表取締役が講師を務めた。小野澤さんは、相模ダム建設をはじめとした相模川河水統制事業のために強制的に移住を厳命された勝瀬集落の歴史を紹介。苦渋の決断でふるさとを後にした話に、参加者は資料に目を通しながら真剣に耳を傾けていた。
今回のセミナーは地域の歴史や文化を次の世代に継承することを目的に相模湖地区まちづくり会議が主催した。講師の小野澤さんは、勝瀬の歴史について伝承活動を続けている。小野澤さんは「勝瀬の人たちは泣く泣くふるさとを離れなくてはならなかった。そのことについて、これからもできる限り伝えていきたい」と話した。