見て・触って・食べて!深海生物の魅力を五感で体感 「深海生物まつり」開催【神奈川県横浜市】
神奈川県横浜市にある水族館「横浜・八景島シーパラダイス」は12月26日から2026年3月1日の期間、「深海生物まつり」を開催します。
「深海生物まつり」キービジュアル(提供:株式会社横浜八景島)
深海生物を見て知ることができるだけでなく、触ったり味わったりといったアクティビティを通して深海生物の魅力に触れることができるそうです。
稀少な深海生物の魅力を五感で体感
深海生物とは、水深200メートル以深に生息する生物のこと。海水温が下がる冬の時期は深海生物たちが浅海へやってくるため、漁で捕獲される機会が増え、水族館にも希少な深海生物が集まってくるといいます。
深海生物まつりでは、主に4つのプログラムを通して深海生物の魅力に触れることができます。
生きた深海生物を観察!「深海生物展示」
関東の水族館では最大級となる50種500点以上の深海生物を展示。展示されるのは、サメやタカアシガニをはじめ、大小さまざまな深海の生きものたちです。
タカアシガニほか深海魚の展示(提供:株式会社横浜八景島)
イベント期間中には、ミツクリザメやラブカ、メンダコといった希少な生物の生きた姿を見ることができるかもしれません。
「深海生物冷凍標本タッチ」で珍しい深海ザメに触れる
深海生物であるミツクリザメやラブカなどの冷凍標本も展示されます。冷凍標本は実際に触ることもできるそうです。
深海ザメは生体展示が難しく標本となったそうですが、標本として見ることも珍しい機会だといいます。
リアルな触感がわかる「深海生物タッチ」
イベント開催期間中の土日祝日と特定日限定で、深海生物の標本に触ることができる「深海生物タッチ」も開催されます。
ミツクリザメやラブカ、メンダコなど、希少な深海生物約30種に触ることが可能。実際に触ることによって、皮膚の触感だけでなく、においや骨格などをリアルに感じることができます。
さらに、プログラム参加者には、深海生物について書かれたオリジナル冊子もプレゼントされます。
深海生物はどんな味?「深海生物実食体験」
横浜・八景島シーパラダイス内にある「うみファーム」と「Seafood&Grill YAKIYA」では、深海生物であるタカアシガニやオオグソクムシを実際に食べることができる企画も実施されます。
タカアシガニは塩焼きで脚からカニ味噌まで味わうことができ、グソクムシは素揚げでまるまる1匹食べることができます。
普段なかなか食べることのできない深海生物の味を体感できるチャンスです。
シーパラで楽しむ深海生物の冬
冬の冷たい海といえば、深海生物。
横浜・八景島シーパラダイスで開催される多様なプログラムは、どれも深海生物について詳しく学べるものとなっています。
深海生物が気になる皆さんは、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは八景島シーパラダイスの公式ホームページで確認できます。
(サカナト編集部)