秋深まる浄興寺で「大根焚き」 無病息災を願う
上越市寺町2丁目の浄興寺で秋の恒例行事「大根焚き」が3日(日)に行われ、地元の人たちが無病息災を願いながら温かいダイコンを味わいました。
秋が深まり、本格的な寒さに向かうこの時期。浄興寺では毎年11月3日に、地元住民でつくる「浄興寺大門通りまちづくり協議会」が無病息災を願って大根焚きをしています。これは、浄土真宗の宗祖で浄興寺をつくった親鸞聖人に煮たダイコンを振る舞ったことが由来とされています。
午前11時から提供されると、町内の人などが次々と訪れ温かいダイコンを味わっていました。
京都から帰省した人
「口の中でほどける。大きくて食べ応えがある。今お腹に子どもがいるので、今年は絶対に風邪をひかないように意気込んで食べに来た。一口食べただけでパワー全開」
地元の人
「行事の1つで毎年楽しみにしている。冬の始まりを感じる」
今年はまちづくり協議会のメンバーが370食分を用意しました。1セット600円で、ダイコンのほか厚揚げとおにぎりが付いています。
また、上越高校の生徒11人が配膳などを手伝いました。
浄興寺大門通りまちづくり協議会 清水誠一会長
「今年で18回目で、伝統になっている。来た人の健康と長寿を願い会員皆で頑張っている。会員が高齢化して今後どこまでできるか分からないが、みんなやる気があるので続けていきたい」