石勝線の「キハ40形」「キハ150形」は全て「H100形」へ置き換え JR北海道2025年春ダイヤ改正
JR北海道は2025年3月15日にダイヤ改正を実施。石勝線(千歳~新夕張間)で普通列車として運行している「キハ40形」と「キハ150形」12本を全て「H100形電気式気動車」へ置き換え、現行と比べて最大11分の速達化を図ります。
キハ40形は国鉄時代の1977(昭和52)年~1982(昭和57)年にかけて製造された気動車。かつては日本中で走る姿が見られ、「ヨンマル」の愛称で広く親しまれましたが、老朽化から引退が進んでいます。
一方のキハ150形は1993(平成5)年から北海道内で運用されている気動車。函館線や室蘭線などでも運行しています。
追加されるH100形はすでに北海道の各区間へ投入されている電気式気動車。駆動系機器の部品削減による安全性の向上、メンテナンス負担の軽減によるコスト削減などが図られた車両です。
冷房化や低床化などで快適性を向上させ、車いすスペースや車いす対応洋式トイレの設置などでバリアフリーに対応しています。今年2024年2月にも新たに4両が追加されています。
【参考】JR北海道に新型気動車、電気式「H100形」量産先行車が2018年登場
https://tetsudo-ch.com/16681.html
このほか普通列車関連では、富良野線で利用の多い時間帯の列車8本を1両から2両へ増車、夜間の一部列車を取りやめます。花咲線・釧網線・函館線(函館~森間)で早朝、夜間の一部列車を取りやめます。