相模原市×市商連 顔が見える関係づくりを 懇談会で意見交換
相模原市商店連合会(前山善憲会長)と相模原市の関連部局の職員が2月14日、商店街の現状や今後の在り方について意見交換する懇談会をサン・エールさがみはらで開いた。熱心な議論が飛び交い、市内の商店や商店街の維持・発展に向け、「お互いの顔が見える関係づくり」の重要性を確認した。
懇談会には同連合会側から役員・会員ら12人、市側からは環境経済局の職員や各区の地域振興課の職員ら13人が参加した。市議会議員3人がオブザーバーとして立ち会った。
同連合会のメンバーは「商店側の高齢化とともに地域の人たちも町も高齢化している。商店街の会員が少なくなると、イベントもできなくなる。どこの商店街も同じではないか」と厳しい現状を訴えた。また2020年度の組織改編で商業観光課が廃止になったことに触れ、「前は面倒だなと思うほど市の職員の人が商店街に来ていたが、今では接点が少なくなった。もっと商店街に寄ってほしい」と要望した。
環境経済局の幹部職員は「数が減ったとしても地域に商店街があるということが相模原の商業の厚みになっている。商店街に求められていることをこれからどう残していくかが重要」「商業観光課の知識やエネルギーがしっかり伝わっているのか、足りない部分も感じている」などと話し、改めて顔を合わせて連携していく方針を示した。
懇談会ではその他、イベントへの補助金・協力や老朽化した街路灯対策についてそれぞれ意見を出し合った。