【昭和レトロ】770円でオリジナルの「ベーゴマ」を作って遊んだら楽しすぎた!
佐藤記者が少し前に「鳩ヶ谷(埼玉)」と「幡ヶ谷(東京)」を間違えたフリして両方行った際、編集部へのお土産に「ベーゴマ」を買ってきてくれた。ベーゴマとは鋳物でできた小さいコマのこと。
調べたところ「大正時代から高度経済成長の時代にかけて流行した遊び」とのことだが、昭和55年生まれの私が小学校低学年の頃にもクラスで大ブームが巻き起こった。『こち亀』の影響もあったのかもしれない。
しかし当時、私はどうしても上手にコマを回すことができなかった。初めて挫折を味わったのがベーゴマなのだ。そんなベーゴマを数十年ぶりに編集部で回すも、やはり失敗。ベーゴマを床(台)に乗せることすらできず。だがしかし……!
・ベーゴマ
あの日、私はもう1度ベーゴマに向き合うことを決意した。子供の頃にあきらめた夢(ベーゴマを回す)を大人になってから叶えるのもアリだろう。さっそく私は、鋳物の産地である栃木県佐野市の「栗崎鋳工所」で初心者用のベーゴマ(220円)を購入。
初心者用のベーゴマは溝が切ってあり、ひもがすべりにくいのが特徴とのことだ。ちなみにベーゴマの「遊び方」の紙もいただいたので共有しておこう。
慣れないうちは、コマの裏面にひもをぐるぐる巻くのが大変。何回か続けると指がつりそうになるのだ。しかし初心者用のコマならすべらずに巻ける。大人になってから練習するのも楽しいものだ。
・砂コマをオーダー
初心者用のベーゴマで練習しながら、私は栗崎鋳工所でオリジナルベーゴマ(770円)をオーダーした。小学生で770円は大金だが、大人なら買えない金額ではないだろう。名前や会社のロゴマークが入れられるってことで……
「砂」をオーダー。
・砂子間として
私の名字は砂子間(すなこま)だ。砂子間という名前で生まれたくせにベーゴマが回せないのはさすがにダサい。漢字1字で「砂」と入れることで、まさに「砂コマ」となる。砂コマを使いこなしてこそ「砂子間」ではないだろうか。
・ベーゴマのコツ
ベーゴマの練習をして分かった大事なポイントは、やはり「ひじの動かし方」だと感じた。ひじもベーゴマも床に対して平行に動かすこと。それとイラストにあったように、ベーゴマを床の真ん中に落とし入れるイメージを持つことだろう。
いわゆる教科書通りの回し方を練習すれば、初心者でも30分かからずに回せるはずだ。こういう遊びは子供の方が感覚をつかむのが早いが、大人だって全く問題ない。ベーゴマは回せるようになるとマジで面白いしメチャメチャ奥が深い。
回せるようになってからも失敗はもちろんあるが……
ギュイーンと回転した時の気持ち良さは異常。
まだ誰かと対戦できるほどの実力はない(床に複数のベーゴマを回し入れて、相手のコマを外にはじき出したら勝ち)が、さらに練習に励み「町内会では敵なしと崇められるベーゴマの達人」になろうと思っている。それではまた!
執筆:砂コマ正貫
Photo:RocketNews24.
▼練習頑張ります!
View this post on Instagram
A post shared by 砂子間正貫 (@sunakoman)