運動と座学でフレイル予防 メガロス神奈川スタッフが講師
神奈川区役所による、フレイル予防をテーマにした運動と座学の講座が11月29日に行われ、おおむね60歳以上の区民ら25人が参加した。
フレイルとは健康と要介護状態の中間で、体力や気力が低下し介護の必要性が高まった状態を指す言葉。
今回の講座はスポーツジムのメガロス神奈川=入江=が協力。金井靖幸支配人ら同施設のスタッフが講師を務めた。メガロスの運営会社が横浜市と協定を結んでいることもあり実現した。
反町公園で行われた前半は、簡単なストレッチやウォーキングを実施。メガロスのスタッフから「かかとから歩いて正面を見て胸を張りましょう」などアドバイスを受けながら汗を流した。また、区役所作成の「かめ亀手ぬぐい」を使い、手ぬぐいを持って体を左右に動かしながらウォーキングするなどした。
後半は隣接する区役所会議室で座学を実施。フレイル予防のポイントとして「運動・栄養・口腔・社会参加」の4つを挙げ、それぞれに必要なポイントを紹介した。
このうち栄養の部分では「量は少なくても品目を増やすのが大切」と、魚や乳製品、野菜、大豆製品などバランスの良い食事や筋肉を作るたんぱく質の摂取を呼び掛けた。
参加者からは「公園で集まって運動する機会はなかなかないので、単発ではなく継続して開催してほしい」といった感想があがった。