特殊詐欺 国際電話番号に注意 「+1」「+44」から急増
今年に入り県内で特殊詐欺の被害が急増していることを受け、大和警察署(森田仁志署長)でも警戒を呼びかけている。
同署によると、2025年1月末時点で、県内の特殊詐欺の認知件数は143件(前年同時期比54件増)、被害額は約6億2300万円(同4億8900万円増)。
県警では3月1日〜10日を特殊詐欺被害防止対策強化期間とし、2月28日には生活安全部長から警戒を呼びかける緊急メッセージが、県警の公式SNSで発信された。
大和署生活安全第一課によると、大和署管内(大和市・綾瀬市)でも詐欺の入口となる前兆電話が毎日のように確認され、約7割は「+1」「+44」などから始まる国際電話番号だという。
無償で休止が可能
同課担当者は「国際電話を受けない手続きをすれば、現行の詐欺被害を減らせる」と話し、国際電話不取扱受付センターが行う国際電話番号からの着信休止手続きの周知に努めている。
海外からの電話が不要な人は、発信・着信を無償で休止できる(一定の条件あり)。担当者は「詐欺から身を守るため、国際電話番号に警戒を」と呼びかけている。
申し込み、問い合わせは同センター【フリーダイヤル】0120・210・364(通話料無料)。