より考え、よりハードに「一戦必湘」届ける
昨シーズン、公式戦に30試合以上出場し、存在感を示した畑大雅(たいが)選手(23)。持ち前のスピードで相手を抜き去るプレーと、細かく編み込まれた「ブレイズヘア」が代名詞だ。開幕を前に「上位を目指すためにより考え、よりハードに戦わなければ。サポーターの皆さんに勝ち試合を多く見せられるように『一戦必湘』で頑張る」と力強く話す。
名門・市立船橋高校から湘南に加入し6年目。「日本人選手相手には当たり負けしなくなってきた」と手応えも。「外国人選手など体の大きい相手にも負けないよう体を大きくするだけでなく、持久力、瞬発力をうまくサッカーに落とし込みたい。相手をよく見て、何が最善かを考えてプレーする1年にしたい」と意気込む。
ルーツへの思いも
「メジャーリーグサッカーでプレーしたい」という夢の裏には、自身のルーツを大切にしたいという思いがある。「僕の祖父はアメリカ人。小さい頃は、肌の色や髪の毛の違いをネガティブにとらえてしまうこともあった。今では自分自身に自信を持てているので、ありのまま受け入れられている」と振り返る。
髪を伸ばし昨年、念願のブレイズヘアに。プレー中に着用しているヘアバンドを真似するサポーターの子どもたちもいるといい、「すごくうれしい」とはにかむ。
リフレッシュタイムは何といっても「おいしいごはん」。釜揚げうどんの名店や、A5ランクの和牛が楽しめる焼き肉店など、地元グルメを満喫しているという。「入団1年目のときに、金子(大毅)君にごはんリストをもらった。家族やチームメイトとよく行く」。海岸沿いをランニングすることもあるといい、「サポーターの皆さんには髪型ですぐに気づいてもらう。見かけたら声をかけてみて」と笑顔で話す。