大和市消防 コンロからの出火が最多 24年火災発生件数
市内で2024年に発生した火災件数は37件で、前年より12件減少した。市消防本部によると、コンロからの出火は増加していることから、同本部では注意を呼びかけている。
24年の火災件数を原因別にみると、コンロからの出火が8件で全体の21・6%と最も多く、過去5年間で最多となった。次いで放火・放火の疑いが6件(16・2%)、ストーブからの出火が4件(10・8%)と続いた。
前年と比べるとコンロからの出火は3件増加し、放火・放火の疑いは3件減少した。配線器具からの出火は0件だった。
同本部の担当者は、コンロ火災の増加を受け、「火を使っているという意識を持ち、目を離さないようにしてほしい」と注意を呼びかける。配線器具からの出火減少については、市民の防火意識の高まりが要因の一つとみる一方「最近はスマートフォンなどに使用されるモバイルバッテリーなどの電子機器からの出火も増えている」とし、新たな火災リスクへの注意も喚起している。
市消防では現在、乾燥注意報が2週間続いた場合に市内を消防車でパトロールするなど、火災予防の啓発活動に力を入れている。