Alesso、The Chainsmokersらが魅せた! 初上陸のWorld DJ Festival Japan 2025開催レポート
6月28日(土)、29日(日)、幕張メッセにて「World DJ Festival Japan 2025」が開催された。
“World DJ Festival”は韓国ソウルで行われているEDMフェスで、ワールドクラスのラインナップと強力なプロダクションチームによるオーガナイズ&演出力が魅力。本家韓国では2024年はTHE CHAINSMOKERSをヘッドライナーに迎え2日間開催で9万人を動員。そんなビッグフェスが日本初上陸。それこそダンスミュージックフェスはいまや日本でも数多く開催され、屋内外様々なロケーションで行われている中、今回の舞台はこれまでも数々のイベントが行われ、多くのドラマを生み出してきた幕張メッセ。屋外もいいけど、やっぱり屋内もいいですな。
ラインナップも触れ込み通り国内外の気鋭〜世界的なタレントまで錚々たる顔ぶれで、なかでも特徴的だったのが初日のDubVision b2b Matisse&Sadko b2b Third Partyの三つ巴、さらにはW&W b2b R3HABという普段日本ではあまり見られない貴重な組み合わせ。とりわけ後者はTomorrowlandの映像でしか見たことなかったけど生はより強烈で、冒頭から煽りまくり、持ち前のヒット曲満載。極上のセットでオーディエンスを魅了した。そして、圧巻だったのはトリのAlesso。 “Heroes”からの新曲“Freedom”(この曲がまたヤバい!)で、そこから“Upside Down”〜“Under Control”と見事なスタートダッシュを決め、その後も自身のアンセムを織り交ぜながらレイヴィーに。かと思えば、Alesso持ち前の哀愁さも随所にあって侘び寂びというかさすがの緩急。あとはDaft Punkの“One More Time”をマッシュアップしたり、Aviciiの“Levels”を打ち込んだり、Sebastian Ingrossoとの“Calling”やOneRepublic との“If I Lose Myself”はやっぱり最高で、初日から大盛況。
海外勢の活躍の一方でWorld DJ Festivalの母国・韓国からの刺客、そして国内勢も奮闘し、記念すべきWorld DJ Festival Japanの初陣を見事に飾り、続く2日目もRetroVisionやNicky Romero、Jonas Blueなど日本でも大人気のDJが次々に登場。終始会場を沸かせる中、一際異彩を放っていたのがKSHMRで相変わらずの独創的な世界観は随一。そして、World DJ Festival Japan 2025の大トリはThe Chainsmokers。最新版“Roses”でまったりスタートするも、すぐさま白熱のDJタイムでひと盛り上がり。そして、徐々に自身のアンセムを投入していき、“Paris”や“Split (Only U)”、“#SELFIE”なども懐かしい曲もありつつ、やっぱり盛り上がったのはみんな大好き大ヒット“Closer”。そして、シメは“Something Just Like This”とファン感涙のセットで万感のフィナーレ。本家韓国のWorld DJ Festivalにも行ってみたくなったし、日本でも来年またぜひ開催してほしい!
https://worlddjfestival-jp.com